木原直哉オフィシャルブログ

プロポーカープレーヤー、木原直哉が、思ったことを書いていきます。道場やってます。https://lounge.dmm.com/detail/308/

ロス

毎年2月にロスのコマースカジノに行ってます。

コマースは、周囲に観光するものが全くなく、単にポーカーして寝るという生活をすることになります。それに耐えられない人にとっては非常に辛い場所だと思います。

しかし、それが問題ないという人にとっては、めちゃくちゃ良い環境です。

 

・テーブルが本当に多く、24時間打てる。また、5-10以下は本当にゲームがソフト

・NLHE以外のゲームもたくさんある

・(この時期は)トーナメントもたくさんある

 

今年は2/18から3/7(現地3/6発)の日程で行きます。

自分は毎年この時期に行っています。

WSOP時期のラスベガスは、

「WSOPに来た!」

というワクワクが強いのですが、コマースは

「ホームに帰ってきた」

というような感覚になります。

 

去年はハイステークスのテーブルがイマイチになっていたので、その点がちょっと不安です。一方、今はラスベガスのミックスゲームが盛り上がっているとの情報もあります。しかし、5-10は常に良いゲームがあります。ゲームが悪かったら5-10を打てばいいやと思い、迷ったものの今年もホームのコマースに行くことにしました。

 

自分はいつものようにコマースに泊まって部屋とポーカールームの往復の予定です。

 

この時期にロスに来られる方、現地で宜しくおねがいします!

 

ポーカープロの税金と確定申告、経費

ポーカープロは税金をどうしているのか?

経費としてどこまで認められるのか?

 

という疑問がツイッターにあって、それについて全部申告している自分が税理士の先生と色々話した感じと、実際どうやっているのかを書きたいと思います。

 

http://kihara-poker.hatenablog.com/entry/2018/07/10/153836

 

こちらは以前に書いた税金の話です。

今回の記事は、ポーカープロ限定の話だと思って下さい。

 

・ポーカープロは税金をどうしているのか

これ、9割以上のポーカープロが払ってないと思います。

自分はライブキャッシュゲームも含めて払ってますが。

で、払うとした場合どうやって申告するのか。本来は

「参加したポットごとに収支をつける」

のが正しいやり方ですが、こんなの実際無理すぎます。

なので、簡易的な方法として

「毎日、いくら増えた減った」

を帳簿に付けます。自分はグーグルシートを使っていて、それを税理士の先生と共有することでいちいち送らなくて良い状態にしてます。

収支はドルでつけますが、申告は円に換算しないといけません。

その処理は完全に任せているのですが、月間の平均的な為替レートを、月間のトータルの収支にかけて円の収支を出しているようです。

これに文句を言われたことは無いので、まあ認めてもらえているということでしょう。

 

それの他の収入も合算します。自分の場合はポーカーの収支以外にも、本の印税、メディア出演、講演やゲスト、道場、今年からNote記事。それらも申告します。

 

そして、一番むずかしいのは、経費です。

どこまで経費で落とせるんだろう。

確実にOKなのは

「海外のホテル代」

「海外に行く交通費、現地での交通費」

「トーナメントの負け分」

「1日単位での負け分」

です。これらが確実に経費になるのは事業所得だからですね。プロじゃない場合、一時所得で申告することになるので、負け分は経費に出来ません。まあ、獲得賞金が半分として計算できるので、経費として落とせなくてもずっと有利なのですが。

 

次に、自分は

「日本でのタクシー代」

「自宅の家賃光熱費の1/3」

を経費計上してます。

これらは、自分の場合ポーカーのプレイ以外もそれなりに仕事をしている感じなので落とせますが、そうじゃない場合は税務署から

「それって収入とどう関係があるの?」

と突っ込みが入った時にしっかり説明が出来るかどうか、です。

 

最後に経費にしていないのは

「海外での食事代」

「日本での会食代」

「被服費」

「パソコン代等」

です。海外の食事代は、カジノなので割高ですが、それでも仕事をしなくても食事はしないといけないから経費では落とせない、とのこと。

日本での会食代。これって落としてる弁護士の人とか殆どですが、ポーカープロの場合、会食がどう仕事につながるの?と聞かれて納得させる回答を出来るのでしょうか。

「プロ同士でプレイを議論する」

という建前でやってもいいかもだけど。

被服費。テレビに出る前に服を新調したりしますが、それくらいは落とせてもとは思うけどその後普段遣いで着るので落とすのは結構文句言われるかもしれないということで落としてません。

パソコン代等も、普段遣いでも使うので落としてないです。

 

勿論、これらも経費申請してもいいかもです。

そして、そこまで大きな金額になってなければスルーしてもらえる可能性も高いです。

しかし、相手に付け入るスキを与えます。

これらがどの程度経費になるのか。それを決めるのは納税者でも税理士でもなくて、ポーカーのことなんか何もわからない税務署の職員なのです。

ポーカーのことを知らない職員に、ソルバー解析用の高性能パソコンが必要と説明したとして、それを納得してもらえるでしょうか。

他の項目もそうです。決めるのはこちらではなくあちら。

それなりの知名度になって金額も大きかった場合、相手から申告漏れを指摘されたら、修正申告+追徴を支払うことになる可能性がそれなりにあります。さらに7年間はさかのぼって追徴課税をすることが向こうは出来るのです。追徴の場合は1.5倍プラス延滞利息が取られます。

また、それは不当だと言うのなら裁判を起こせばもしかしたらOKかもしれませんが、それはかかる費用と時間が莫大で、実際割に合いません。

まあ、裁判は避けたいのは向こうも同じなので、そこはどこまで交渉するか、ですが。こっちがどこまでも裁判して良いと思うのなら、かなり有利な交渉は出来ますが、あまりにやりすぎると本当に裁判に突入しちゃいます。

 

ちなみに、自分は2013年に税務調査が入ってます。普通は調査が入ると、何らかの手土産(何らかの深刻ミスを認めてお金を払う)を持たせて返すのですが、自分の場合は優秀な先生が戦ってくれて、一切手土産なしで調査終了してます。

 

 

結局、経費の範囲は割と自由に出来るとは言え、指摘された時、特に税務調査が入った時(相手はこちらからできる限りお金を取っていこうという気持ちでやってきます。さらに権力も向こうのほうが上です)、相手を納得させる申告をしているかどうか。

普通の自営業だと、相手も頑張ったところで取れる額は高が知れてます。

しかし、ポーカープロはどこかでガツンと取ることがあり得るわけです。その際に足元をすくわれないように注意しておく必要があるんじゃないかなと自分は思います。

 

 

ライブキャッシュゲームに於けるエクスプロイット

最近、有料ノートが増えてきてますね。

自分は読んでない記事が多いので何とも言えないです。

ただ、戦略記事に関しては相当強い人じゃないと本当にタメになることは書けません。

しかし、一方で

「エクスプロイット」

に関しては様々な「俺流」が存在し、それが記事化されたものが多々ある印象です。GTO系と違って正解があるわけじゃないですし、場によっても全然違います。

なので、様々なエクスプロイット記事が存在する(存在できる?)のです。

でも読む方からすれば、どの程度信用して良いものかもまた、分からないとも言えます。この記事の主眼としては

「エクスプロイットの有料記事を書く場合は、自分のこの無料記事より特化したり、より良い内容のものであって欲しい」

という自分の思いから、エクスプロイット記事のハードルを上げる意図で書く予定です。

 

 

GTO系の人は

「基本はGTOであり、相手がそこからずれるならば、そのズレを入力して差分を考えるのが正しいエクスプロイットである」

という主張をします。

そして、自分はその主張をほぼ支持します。特に、そこそこ打てるけどいくつかリークがあるというようなプレイヤーをエクスプロイットする場合はまさにこれです。

 

 

しかし一方で、ライブキャッシュゲームはGTOからずれるというレベルではなく、本当にびっくりするプレイがたくさん出てくるのです。

レークなしの状態で、GTO系のプレイヤーが想定する高い利益は10bb/100とかでしょうか。いくら言っても信じて貰えないのですが、自分がコマースの5/10NLHEを打った場合、レークなしで少なく見積もって50bb/100出ます(そこからレークで15くらい取られますが)。

マカオの50-100だったら、35bb/100(からレークが15とか)とか出たら良い方だとは思いますが。

これらの数字は、GTOを基本として、そのズレを考える方式では達成するのは難しいです。プレイをドラスティックに変えることが得なのです。

 

じゃあそのエクスプロイットを考える時にどういう基準で考えるべきなのか、それをポーカーの基本原則に立ち返って考えていきたいと思います。

 

http://kihara-poker.hatenablog.com/entry/2019/10/10/171625

 

以前書いた、ポーカーの基本原則の記事です。

 

原則1「大きなベットにはフォールドを多くしてコールは少なく」

(実質的に降りない時のレイズの割合は高くなる)

原則2「小さいベットに対してはフォールドを減らしてコールを多く」

(実質的に降りない時のレイズの割合は小さくなる)

原則3「狭いベット(=強いレンジ)には、フォールドを増やしてコールやレイズを減らす」

原則4「広いベット(=弱いレンジ)には、フォールドを減らしてコールやレイズを増やす」

原則5「広くベット(レイズ)する時は小さめに」

原則6「狭くベット(レイズ)する時は大きめに」

 

ただし、これらはオールインという特殊ルールが近くない状態、十分深いスタックを持っている状態での話です。

 

自分の考えるエクスプロイットは、この原則を本当に忠実に守ることです。ソルバーが推奨するプレイは、本当に綺麗にこの原則を守る印象です。

逆に言えば、この原則からハズれればハズれるほど、期待値を失います。

この原則を相手に外させることこそ、また外れたことをさせることこそ、エクスプロイットになるのだと思います。

 

 

原則1「大きなベットにはフォールドを多くしてコールは少なく」

(実質的に降りない時のレイズの割合は高くなる)

これは逆に言えば

EX原則1「フォールドが少なく、コールが多く、降りないときのレイズの割合が低いリークがある相手には大きなベットをせよ」

です。これって、よく見るエクスプロイットの記事の主眼の一つだと思います。

 

原則2「小さいベットに対してはフォールドを減らしてコールを多く」

(実質的に降りない時のレイズの割合は小さくなる)

これは逆に言えば

EX原則2「フォールドが多くコールが少なく、実質的に降りないときのレイズの割合が高いリークがある相手には小さくベットせよ」

です。ライブキャッシュだと、弱い専業とかにこのリークがある人が多い印象です。

 

原則3「狭いベット(=強いレンジ)には、フォールドを増やしてコールやレイズを減らす」

これは逆に言えば

EX原則3「フォールドが少なくてコールやレイズが多い相手には強いレンジでべットする」

です。これもよく見る、「降りない相手にブラフするな」ですね。

 

原則4「広いベット(=弱いレンジ)には、フォールドを減らしてコールやレイズを増やす」

これは逆に言えば

EX原則4「フォールドが多くてコールやレイズが少ない人には広いレンジでベットせよ」

です。EX原則2と合わせて、これはライブMTTでよく見る光景だし、そういうエクスプロイットを主張する記事も見ますね。また、タイトパッシブ系の弱い専業相手にはやはり同様に通用します。

 

ここまでの原則とEX原則をきっちり守るのです。

 

 

 

原則5「広くベット(レイズ)する時は小さめに」

この逆は

「広く大きいべット(レイズ)」をしてくる相手にはどうプレイすべきでしょう。

原則1と4から

「フォールドは多くコールは少なく降りないときのレイズの割合は高く。フォールドは少なくコールやレイズは多く」

前半と後半で、フォールドの多い少ない、コールの多い少ないがキャンセルしますね。どちらからも共通して残るのは、

「レイズは多く」

です。そう、怖いようでも、レイズをかなり広くしていくのがめちゃくちゃ得になるのです。

 

 

原則6「狭くベット(レイズ)する時は大きめに」

これは逆に言うと

「狭く小さいべット(レイズ)」をしてくる相手にはどうすべきか。

原則2と3から

フォールドを減らしてコールを多く実質的に降りない時のレイズの割合は小さく。フォールドを増やしてコールやレイズを減らす」

フォールドを多くと少なく、コールを多く少なく、がキャンセルします。共通して残るのは

「レイズを少なく」

です。降りるかどうかの判断は普通で良いのだけれども、レイズするのは相当控える、という感じです。

 

 

それから、通常ではありえない高い時給を出すには、

・高い参加率

・大きなポット

これが必須です。これは原則5の逆をやっているわけですよね。それはなぜ可能なのか。それはテーブルの平均的に、対戦相手がこれをエクスプロイットしてこないから

です。具体的には

「レイズが多く」

ないからです。

そう、別にこのプレイをして、コールされても全然痛くないんですよ。広く大きなベットをしている人は、レイズされるのが非常に困るのです。

ゲームのスタートはプリフロップです。

広くレイズする時に困るのは広めの3ベットです。それがされないならガンガン4bbで通常の2倍くらいのレンジでレイズしていきます。一方、3ベットを多用されるのならレイズはちょっと控えます。

広く大きく3ベットする時に困るのは原則から広めの4ベットです。コールは別に困りません。しかし、5-10くらいのライブキャッシュゲームでは、3ベットはともかく、4ベットは本当に狭いです。狭すぎます。なので、やりすぎな位3ベットするのは理にかなってるのです。ただし、レイズしてきた人のレンジが狭い場合、原則3に反するので駄目です。ライブキャッシュゲームでは、3ベットの少なさ(と、降りたら暇w)を根拠にアーリーから広くレイズするアグレ専業がそれなりに居ます。そこを狙い撃つのです。

また、アグレ専業は、こちらのレイズに対して広く3ベット仕掛けてきます。そこは相手が5べットオールインをやりすぎだという場合以外は、広く4べットを返すのです。

一方、一般的なプレーヤーが3ベットしてきた場合は、相当狭い3ベットであることが多く、しっかりフォールドします。

 

ライブゲームは、オンラインと違ってHUDが出ません。なので対戦相手の観察と、少ないハンド数からどういうタイプかを推測するチカラ、そして、その推測した結果を元に原則とEX原則に当てはめてプレイを返して行くのです。

 

有料記事と値段設定

最近、色々な人がポーカーの有料記事を書くようになりましたね。

記事、いくらにするのが良いのかって、非常に難しい問題だと思います。

そもそも、何を求めて有料記事を書くのか。

 

求めるものが知識と執筆活動に対する対価の場合。

基本的には高ければ高いほど、お金は増えます。

 

売れた数でいうと、自分の記事は

https://note.com/kihara_poker/n/n8edbb9ae816f

一番最初に書いたこれが一番数が売れてます。

これ、100円ですが、1000円にしたところで売れる数が1/10以下になるかというと、そんなことはないでしょう。

じゃあ自分はバリューを逃したのか?

でもですよ、そんなことを言うくらいなら、最初から無料のブログなんて書いてないわけですw

こちらのブログでも(むしろこちらこそ)、結構本質的なことをたくさん書いているつもりだし、有料にしたらお金を十分取れる情報を発信しているつもりです。

ブログ初期の記事の数回に分けた最強のオールインシリーズなんて、まさに本質です。

 

自分がブログを書いているのは、

・自分がお世話になってきたポーカー界への還元

・将来、何が得になるかわからないので、一応書いておいている

・自分が先駆者の状態での自分のアイデアが時間が経つことで多くの人が追いついてきた時、それを先に考えていたということへの証明

こんな感じです。3つ目は、本を執筆する代わりという感じでしょうか。

 

有料記事は

・くどいくらいに説明を冗長にする時

・あまりおおっぴらにしたくはないけど、一応書きたい

・賞味期限切れを起こしやすい記事

という目的ですね。

 

目先のお金だけ考えるのであれば全部そこそこの値段の有料記事にしちゃえば良いけど、そもそも目先のお金が本当に自分の人生全体への得になるのかって疑問だったりするんですよね。

自分の場合、幸いなことに、今はお金に困ってないですし。

 

自分はそもそも、ポーカーのルールも知らなかった状態から、5年後にWSOPでブレスレットを取ってプロ契約。契約プロだった期間は4年間。

5年後に、自分がどういう生活をしているかなんて全くわからないから、将来に備えすぎても良くないし、かと言って何をやっても無駄だと思うのも間違えていると思うのです。ポーカーに限らず、バランスって凄く大切。そういう価値観で生きてます。

 

話が飛んでしまいました。

正直、読む価値がある戦略記事を書ける人は、その記事を書く時間でライブキャッシュゲームをした方が絶対に時給が良いです。

にも関わらずなぜ戦略記事を書くか。それを自分で再確認して、その上で記事の値段設定をするのが良いんじゃないかなと思います。

 

新年と入院

みなさん、2019年はいかがでしたか?

自分は可もなく不可もなく、という感じでした。

 

自分は今年の新年は病院で迎えました。自分の備忘録を兼ねて記事にします。

 

先週、12/29日の夕方から、お腹に鈍い痛みが。

大したことがない程度だったので、そのまま子どもをお風呂に入れ、寝かしつけて自分も寝ることに・・・

痛い・・・

痛い・・・

鈍い痛みがずんずん響いて来ます。寝たら朝になるかなと思って3時間ほど頑張って寝ようとしましたが寝れず。痛みは波があるものの少しずつ大きくなってきます。

仕方がないので、起きて7119に電話。そこで夜間救急に行くことを勧められたので夜間救急に。

まずエコーでチェック。特に何もわからないということで次にレントゲン。そこで腸閉塞等はなさそうと。そして尿チェック。それで結石等が否定。血液検査。

すると、白血球数とCRPという炎症の度合いを示す値がそこそこ高め。

とはいえ、凄く高いという数値でも無かったので、当直医に

「一旦痛み止めだけ処方して帰宅して、悪化したらもう一回来る感じでどうでしょう。もしくは希望するのであればCTを撮ることも出来ます」

と。

迷ったけど、CTも20分くらいで終わるらしいし、その次の日から妻の実家に帰省する予定になっていたので、分かる範囲で色々検査しておきたい、ということでCT。

 

すると、腸に大きな炎症が。

「憩室炎(けいしつえん)ですね。今すぐ入院することをお勧めします。どうしても入院できないなら自宅療養もありますが」

と当直医から。思った以上に話が大きくなってびっくりです。

ただ、この状態では帰省するのは流石に無理そう。それなら入院することに。

CRPの数値と自分の様子的にはそこまでの炎症ではないと思っていたようで、その後入院するためにレントゲンを再度撮るために移動している時に

「結構痛いですよね?」

と。そこで緊急入院。

憩室炎とは、腸の穴に便とか食べ物のカスが入り込み、そこに細菌が感染して炎症を起こす病気のようで、放って置くと腸壁に穴が空いて手術になるような病気。ただ、早く治療するとそこまで大事にならなくて済むようです。

治療法は、抗生剤投与と、腸を休めること。腸を休めるとは・・・絶食・・・

絶食するために点滴を入れ続けます。

30日の夜と31日の夜は、空腹過ぎて胃が痛いような気持ち悪いような感じが。30日は更に、入院して部屋に入った段階で午前6時、昼に2時間×3くらい寝たとは思いますが、そこまでよく眠れてないので寝不足による頭痛も。

それでも昼間は意外と大丈夫なのですよね、空腹感も胃の痛みも。辛いのは夜です。

そして、眠ってしまえば朝になり、朝になるとそこまででもない感じなのです。

 

1日の早朝に血液検査。

CRPの値が下がって来たということで、食事再開と医師から!

昼から食事再開です。

ただ、当然お粥+消化に良いおかず。

おかずはそれでも問題なかったのですが、3分粥が本当に無理。

食べれないものを聞かれた時に

「栗と納豆」

と答えたのですが、

「お粥」も入れておけばよかった、と激しく後悔。

普通のご飯でも、ちょっと水分が多めのは苦手なくらいなのです。

でも多分食べないと普通のご飯に戻してくれないはず・・・

めっちゃ頑張って完食。

1日夜も3分粥。2日朝昼が5分粥。2日夜と3日朝が全粥。3日昼からやっと通常食!

白いご飯を食べたら・・・めちゃくちゃうまい!!!

元々白飯大好きなので、本当に美味しかったです。

その後、先生に

「明日の朝に血液検査をして、結果が良かったら退院に向けて進める方向で」

とのこと。

4日、朝に血液検査をして、9時半くらいに先生が来て検査の結果の紙を見せてくれて

「数値も良くなっているし、状態も良さそうなので、今日で退院で」

と!やっと退院です。

薬を5日分貰い、更に2週間後に外来に行くことになってます。

 

さて、入院生活ですが、最初に

「6人部屋と2人部屋と個室とあります。2人部屋は4500円、個室は11000円の差額ベッド代がかかりますがどうしますか?」

と聞かれました。

迷ったけど個室を選択。実際入院してみて、これは大正解でした。

まず、家族が面会に来る時、6人部屋だとちょっと来てすぐ帰らないと行けない感じです。そもそも子どもはあまり病室に居てはいけないので(病気を持ち込むから)。

でも自分は感染症じゃないし、他の部屋の人と隔離されてるし、ということで気兼ねなく家族が来ることが出来ます。

さらに、テレビ等も他の人に気兼ねなく見れる(テレビは個室のみ無料!)し、消灯時間も本来は22時消灯6時起床なのを1時間程度は柔軟に自分でやらせてくれました(これは患者の状態で臨機応変だと思います。自分が若いかつかなり元気だったので)。

ポーカーやって、海外でもしょっちゅうホテルに泊まる人は、入院の際は長期にならない限り個室をオススメします。

 

 

ということで、入院の記録でした。

ライブでよく見る、損なべットサイズ

以前、記事でべットサイズに関する基本原則を書きました。

http://kihara-poker.hatenablog.com/entry/2019/10/10/171625

 

これに関して、ライブキャッシュゲームでしっかりハンドを待っていい手をプレイしているはずなのになぜかイマイチ勝ちきれない。そういうプレイヤーがやりがちな、原則に大きく反するミスを書こうと思います。

 

例1、

100bbスタック。対戦相手は皆100bb以上持ち。

アーリーが3bbにレイズ、MPがコール、COがコール。ボタンでAA。

3ベットします。IPなら普通は3倍だけど、コーラーがいるから13bbに3べット。

 

例2、

100bbスタック、対戦相手は皆100bb以上持ち。

アーリーが3bbにレイズ。MTとCOとボタンがコール。SBで66、コール。BBコール。

フロップ269hh(ポット18bb)

フロップセカンドセット。チェックレイズしてもいいけど、ここはベットしよう。スタンダードにべット9bb。

 

 

 

 

いい手を待ってしっかりプレイする。それがルースなフィールドでの対応の一つの解決策なのは間違いないです。特にスキルに自信がないならなおさらです。それを否定するつもりはありません。

しかし、原則はしっかり守った方が良いのです。

 

例1に関して。

いい手を待ってしっかりプレイしようとしているあなたは、ここでA5sで3ベットを打ちますか?KJsで3ベットを打ちますか?

「打つことがある」「相手によって変える」なら問題ありません。しかし

「絶対3ベットしない」なら、13bbに3べットするのは悪手です。

ポーカーって面白いのは、全く同じスタックで、全く同じ相手に、全く同じハンドを持っていても、全体でどうプレイしているかでその場の正解が変わったりするのです。

「絶対に3べットしない」人は、ここでの3ベットは非常に狭いです。すると、

 

原則6「狭くベット(レイズ)する時は大きめに」

 

この原則に反するのです。13bbというサイズは、それなりの広さでレイズするときのものです。強い手しか3べットしないのであれば、ここは20bbとかもっと大きく、場合によってはいきなりオールインしても(もちろんAKとバランスを取るのですが)少しやりすぎでもったいないかなという程度でしかないです。AKならオールインの方が得までありえます。どうせバランスなんて最初から取ってないんだから、思いっきりバランス崩しても良いのですよ。

 

 

例2に関して。

ここで、78ddとかJThhで6人ポットでSBからベットすることはありますか?

もし無いなら、このベットは非常に狭く、セットかストフラドローしか出てきませんよね?

 

原則6「狭くベット(レイズ)する時は大きめに」

 

それだったら、ハーフポットの9bbじゃなく、ポットサイズの18bbとか、もっと大きく打っても良いでしょう。いきなりオールインするのもそこまで悪いとは思わないです。

「でも、降りられたら勿体ない」

って声が聞こえて来ました。

でも、いい手が入ってたら相手は降りられない前提でプリフロップでコールしてるんじゃないですか?

ターンでJhとか落ちて困ったことになるくらいなら、フロップでしっかりコミットしましょう。

 

これらを改善するだけで、ライブキャッシュゲームの収支はずっと良くなると思います。

 

リバーの優秀なブラフキャッチャーという愚問

https://twitter.com/miniraise/status/1206054223634288645

 

【クイズ】 ボタンでオープンして固めのプロがBBから3-bet。コールしました。 ボードは、【Jc-8d-2d 4h 4c】 フロップとターンでc-betされてコール。リバーで3/4ポットのオールインをされました。MDFは57%です。 コールに一番適しているハンドはどれでしょう? ※Peter Clarkeの動画より

 

1,QdJs

2,As8s

3,TsTh

4,KcJh

 

この、ニキさんのツイートがちょっと話題になったので、自分なりにこの問題について書いてみようと思います。

一応、公式の正解としては2と4がコールで1と3がフォールド、とのことです。

https://twitter.com/miniraise/status/1206218585745412096

 

1はJのキッカーが弱いし、フラッシュドローミスのQdを抑えてるからフォールド。

2は88とAJとAAをブロックしていて、フラドロミスとかのブラフしたいカードを抑えてないからコール。

3はコールにはクソ手。ブラフをブロックし、バリューハンドを全くブロックしてない。

4はKK,JJ,AJをブロックしてダイヤをブロックしてなく、Kcはブラフする組み合わせに影響しないのでコール。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

正直、害悪な問題だとしか思えないです、これ。(もちろん、紹介してくれたニキさんが悪いわけでは全く無いです)

 

これは多くの中級者が見落としがちですが、

「より強い手でコールして、弱い手でフォールドする」

というのがポーカーの基本です。

この状況に出くわした時、自分なら

KJ>QJ>A8>TT

の順にランク付けします。

A8とTTが入れ替わるのは、TTなら勝っててA8なら負けてるというハンドが99しかなく、それよりはブロック効果のほうが良い、という感じですが。

 

A8とQJには大きな隔たりがあります。

何より、QJは、QJにチョップ、JTsやJ9sに勝ちます。

「相手がsolidなプロだからJTsやJ9sは3ベットレンジに無いからだ!」

という声が聞こえてきました。うん、それなら

「QJoはプリフロップでフォールドです!!!」

3ベットのサイズがいくらか書いてないですが、相手がプロだと言うのなら4倍以上には打ってきている前提でしょう。タイトなプロ相手にQJoで大きな3ベットをコールするのは非常に良くないです。なのにこの人はQJoをコールしている。

QJで3ベットをコールするというのは基本的に、こちらがドミネイトしていたり、こちらより下のスーテッドコネクターがレンジに含まれている前提!なのです。

 

そして、JTsなどで3ベットして、フロップターンと打ったのなら、リバーは確実にオールインしないといけません。

解説では、AJを当然トリプルバレルバリューオールインのハンドだとして解説しているわけですが、それならJTで勝ち負けが入れ替わるのはKJ,QJだけなわけで、JTでもバリューオールインするわけです。A8だったら負けになるところが勝ちになる。強いハンドでコールするメリットはこれです。

 

また、解説でブロッカーについて書いてますが、強いハンドへのブロッカー的な意味では、QJはJJ、QQ、AJ、KJをブロックしていて、A8は88、AA、AJをブロックしてます。QJの方がちょっと多いです。解説の、A8がバリューハンドをブロックしていると言うのなら、QJはより多くのバリューハンドをブロックしてます。

 

解説する際に、ソルバーに入力した相手のレンジとして

77+、ATs+、AJ+、KQ

とかで入れたのでしょう。うん、そしたらJTsとか無いから、A8の方が優秀でしょう。

しかし、それならQJoでプリフロップコールしちゃダメですよ。ってか、KJもプリフロップフォールドでしょう。A8sはまだ際どいけど自分は降りたい。なのでそもそもTT以外プリフロップでコールできるハンドはないです。

 

相手のレンジとして

77+、ATs+、AJ+、KQの他に、「KJo、KTs+、QTs+、J9s+、ギャップのないスーコネ」の40%、を3ベットに入れたとしましょう。すると結果は変わるはずです。そして、このレンジに対してなら、KJやQJをコールしたのは分かります。

 

 

多くの人はリバーの判断を難しいと思っていると思うのですが、本当に大切なのはプリフロップの判断なのです。

難しく間違えやすい判断を迫られるのは「プリフロップが間違えているから」というのがかなりの部分を占めるのです。

 

大体、ソルバーってプリフロップのレンジを正確に入力しないと結果は大きく変わってくるわけで、でもそれは難しい。

そのときに相手のレンジを予測して入れるべきなのですが、なんとなくどこかから持ってきたレンジをコピペで入力して解析させてわかった気になったのだとしたら、そういうプレーヤーを倒すのは非常に簡単なことです。

 

 

そういう意味でも、この人の動画は見てないけど基本的な部分が怪しいと思うので内容的にも期待できない。

そもそもたった1枚のブロッカー云々というのまで考慮する価値があるレベルな人は、正直、世界トップクラスの人たちだけです。もっともっと大切なことが多々ある。高校物理の内容の計算をするのに、相対性理論を使って計算させるようなものだと思います。コーチング動画は研究発表の場(学会)ではないのです。