木原直哉オフィシャルブログ

プロポーカープレーヤー、木原直哉が、思ったことを書いていきます。道場やってます。https://lounge.dmm.com/detail/308/

トレードと投資と時間軸

最近、自分はかなり株式投資をやってます。その中で色々思ったことを書きたいと思います。

 

自分は基本的にべったり張り付いてトレードしまくっているわけじゃなく、結構見てはいますが時間軸としては長めで、数ヶ月から年単位で保有する前提で色々な銘柄を勉強中です。

で、見てて思ったのは、必勝の方法って難しいけど、簡単に負ける方法はあるなあと思うのです。

以下は最近自分が思っているもので、自分は株に関しては勉強中の身なので間違えていたり、微妙なことを書いていることは多々あるかもしれません。その前提で。ただ、この時期にこういうことを考えていたなあという備忘録的なものです。

 

 

トレード/投資、って、ポーカーで言うところのAOF(allin or fold)と100bbゲームくらいの差があるんですが、ポーカーと違うところは、AOFと100bbゲームが同じテーブルに混在しているのです。

6人中3人が100bbゲームをやっていて、3人が10bb持ちのAOFをやっている。これだと、100bbでやっている側は勝ちようがありませんよね。

トレードは、盛り上がっている株には短期的な資金が入って来ていて、そもそもの株価のベースライン(ベースラインっていくら?ってものは本来は存在しないかもしれないけど、まああるとして)が上がっています。

盛り上がっている株がこれから上がりそうと思って買うと、もちろんその株が長期的に成長してぐんぐん上がっていく可能性はありますが、基本的に盛り上がっていない状態に比べて割高な状態です。

そして、盛り上がりが下がってくると、短期マネーが抜けて株が売られるので、株価は下がります。

つまり、簡単に負ける投資方法は、盛り上がっている株を良い株だと思って中期以上のスパンで購入すること、だと思うのです。

そして、そういう人が後を絶たないので、株で儲け続ける人がいるのです。

 

じゃあそういう人をエクスプロイットする方法は?ということで、

・盛り上がりそうな前に買う(これがベストだけど、実際は難しい)

・盛り上がっている時に買う時は、できるだけ盛り上がりの初期に入り、熱が下がる前に売る(個人トレーダーがやっていること)

・盛り上がっている株を中期のスパンで空売りする

じゃないのかなと思います。

 

多分、一番カンタンなのは、最後の、盛り上がっている株を空売りする、だと思います。しかし、これに関してはどでかいデメリットが。

・跳ね上がったときのリスクが莫大で、個人だとそのリスクが許容しづらい

空売りの手数料と金利が大きい

・そもそも空売りできない銘柄がたくさんある

があります。空売りできない銘柄ですが、個人は空売りできないのですが、ヘッジファンドなどは証券会社から株を借りて空売りするすることができます。ヘッジファンドくらいの規模があってあちこち空売りしていれば、どこかが跳ね上がっても、他で取れたら平均的には儲かるのです。なかなか不公平な世の中ですね・・・

 

まあそこは置いといて、個人トレーダーは、盛り上がりそうな株を買ったり、盛り上がっている時にさっと入ってさっと抜けることで利益を得ているのだと思ってます。

「上がっている株を買って、下がっている株を売る」

というのはトレーダーはよく言うけど、そういう仕組みなんだなと思います。そのためにチャートを見ているんです。

 

でも一般の投資家(トレーダーとは違って投資)は、そんなにずっと板を見続けることなんてできません。自分もそうです。

一番良いのは、みんな言うけどインデックスですね。でも個別株を買いたい。それなら、以前から言っている

 

・自分が利用している会社の株を買う

・優待があれば尚良し

 

に加えて、

・多くのトレーダーが良いと言っている、盛り上がりの最中の株は買わない

・株が暴落して、投資家がギャーギャー言っているタイミングで買う

じゃないのかなと思います。

 

中長期投資家は、盛り上がっている株を買うと、どうしても高値で掴まされてしまいます。それを避けるべきなのです。

 

ちなみに自分は、

・数年間スパンでしっかり利益が出続けていて、直近で利益が増えている会社

・数ヶ月スパンで業績が伸びそうな分野

・盛り上がって無くて、人気がなく、値動きが小さい会社

・配当がそこそこ(3%前後以上)ある会社

を買うように意識してます。上から順に意識しているところです。

業績が悪く、数年単位で株価がだだ下がりしている株は、盛り上がっていなくても絶対ダメ。でも、利益が出続けていて健全な会社なのに、不人気な会社って結構あります。そういう会社こそ、個人投資家が狙いをつけるべき会社だと思います。

また、そういう会社は当然ですがお得なので、TOB(他社による買収)やMBO(経営陣による株の買い取りでの上場廃止)が起こりえます。自分は既に持っていた会社が5社もTOB/MBOされています。

上ブレかもしれませんが、でも利益も配当も出ているのに、2000億円の資産がある会社が500億円で取引されていることも多々あるわけで、そういう会社の4%の配当を受け取りながら株を放置しておくのが最善なんじゃないかなと自分は思うのです。

 

短期的に株価が上昇していて盛り上がっている株を長期目線で買うのは、ポーカーで例えるなら、3人がAOFをやっていて、2人が100bbで持っているテーブルに100bbで入るようなもの。もちろんハンドが入れば勝つことはあるけど、そこに100bbで座ること自体が最初から期待値マイナスなのです。