木原直哉オフィシャルブログ

プロポーカープレーヤー、木原直哉が、思ったことを書いていきます。道場やってます。https://lounge.dmm.com/detail/308/

ミックスゲームの勧め、記事まとめ

ミックスゲームをやりたい人は増えていると思いますので、過去に書いたミックスゲームの記事、過去のミックスゲーム解説動画などのリンクをまとめたいと思います。

 

kihara-poker.hatenablog.comPLOのルール説明

 

kihara-poker.hatenablog.com

FLHEのルール説明

 

kihara-poker.hatenablog.com

FLO8のルール説明

 

note.comFLO8の戦略解説動画

 

kihara-poker.hatenablog.com

2-7TDのルール説明

 

note.com

2-7TDの戦略解説動画

 

kihara-poker.hatenablog.com

スタッドハイのルール説明

 

note.com

スタッドハイの戦略解説動画

 

kihara-poker.hatenablog.comRazzのルール説明

 

note.com

Razzの戦略解説動画

 

kihara-poker.hatenablog.com

スタッドハイローのルール説明

 

note.com

スタッドハイローの戦略解説動画

 

kihara-poker.hatenablog.comNLSD2-7のルール説明

 

kihara-poker.hatenablog.com

その他、アメリカで打たれているミックスゲームのルール説明

 

 

note.comHORSEの解説動画

 

note.com

8ゲームの解説動画

 

トレードと投資と時間軸

最近、自分はかなり株式投資をやってます。その中で色々思ったことを書きたいと思います。

 

自分は基本的にべったり張り付いてトレードしまくっているわけじゃなく、結構見てはいますが時間軸としては長めで、数ヶ月から年単位で保有する前提で色々な銘柄を勉強中です。

で、見てて思ったのは、必勝の方法って難しいけど、簡単に負ける方法はあるなあと思うのです。

以下は最近自分が思っているもので、自分は株に関しては勉強中の身なので間違えていたり、微妙なことを書いていることは多々あるかもしれません。その前提で。ただ、この時期にこういうことを考えていたなあという備忘録的なものです。

 

 

トレード/投資、って、ポーカーで言うところのAOF(allin or fold)と100bbゲームくらいの差があるんですが、ポーカーと違うところは、AOFと100bbゲームが同じテーブルに混在しているのです。

6人中3人が100bbゲームをやっていて、3人が10bb持ちのAOFをやっている。これだと、100bbでやっている側は勝ちようがありませんよね。

トレードは、盛り上がっている株には短期的な資金が入って来ていて、そもそもの株価のベースライン(ベースラインっていくら?ってものは本来は存在しないかもしれないけど、まああるとして)が上がっています。

盛り上がっている株がこれから上がりそうと思って買うと、もちろんその株が長期的に成長してぐんぐん上がっていく可能性はありますが、基本的に盛り上がっていない状態に比べて割高な状態です。

そして、盛り上がりが下がってくると、短期マネーが抜けて株が売られるので、株価は下がります。

つまり、簡単に負ける投資方法は、盛り上がっている株を良い株だと思って中期以上のスパンで購入すること、だと思うのです。

そして、そういう人が後を絶たないので、株で儲け続ける人がいるのです。

 

じゃあそういう人をエクスプロイットする方法は?ということで、

・盛り上がりそうな前に買う(これがベストだけど、実際は難しい)

・盛り上がっている時に買う時は、できるだけ盛り上がりの初期に入り、熱が下がる前に売る(個人トレーダーがやっていること)

・盛り上がっている株を中期のスパンで空売りする

じゃないのかなと思います。

 

多分、一番カンタンなのは、最後の、盛り上がっている株を空売りする、だと思います。しかし、これに関してはどでかいデメリットが。

・跳ね上がったときのリスクが莫大で、個人だとそのリスクが許容しづらい

空売りの手数料と金利が大きい

・そもそも空売りできない銘柄がたくさんある

があります。空売りできない銘柄ですが、個人は空売りできないのですが、ヘッジファンドなどは証券会社から株を借りて空売りするすることができます。ヘッジファンドくらいの規模があってあちこち空売りしていれば、どこかが跳ね上がっても、他で取れたら平均的には儲かるのです。なかなか不公平な世の中ですね・・・

 

まあそこは置いといて、個人トレーダーは、盛り上がりそうな株を買ったり、盛り上がっている時にさっと入ってさっと抜けることで利益を得ているのだと思ってます。

「上がっている株を買って、下がっている株を売る」

というのはトレーダーはよく言うけど、そういう仕組みなんだなと思います。そのためにチャートを見ているんです。

 

でも一般の投資家(トレーダーとは違って投資)は、そんなにずっと板を見続けることなんてできません。自分もそうです。

一番良いのは、みんな言うけどインデックスですね。でも個別株を買いたい。それなら、以前から言っている

 

・自分が利用している会社の株を買う

・優待があれば尚良し

 

に加えて、

・多くのトレーダーが良いと言っている、盛り上がりの最中の株は買わない

・株が暴落して、投資家がギャーギャー言っているタイミングで買う

じゃないのかなと思います。

 

中長期投資家は、盛り上がっている株を買うと、どうしても高値で掴まされてしまいます。それを避けるべきなのです。

 

ちなみに自分は、

・数年間スパンでしっかり利益が出続けていて、直近で利益が増えている会社

・数ヶ月スパンで業績が伸びそうな分野

・盛り上がって無くて、人気がなく、値動きが小さい会社

・配当がそこそこ(3%前後以上)ある会社

を買うように意識してます。上から順に意識しているところです。

業績が悪く、数年単位で株価がだだ下がりしている株は、盛り上がっていなくても絶対ダメ。でも、利益が出続けていて健全な会社なのに、不人気な会社って結構あります。そういう会社こそ、個人投資家が狙いをつけるべき会社だと思います。

また、そういう会社は当然ですがお得なので、TOB(他社による買収)やMBO(経営陣による株の買い取りでの上場廃止)が起こりえます。自分は既に持っていた会社が5社もTOB/MBOされています。

上ブレかもしれませんが、でも利益も配当も出ているのに、2000億円の資産がある会社が500億円で取引されていることも多々あるわけで、そういう会社の4%の配当を受け取りながら株を放置しておくのが最善なんじゃないかなと自分は思うのです。

 

短期的に株価が上昇していて盛り上がっている株を長期目線で買うのは、ポーカーで例えるなら、3人がAOFをやっていて、2人が100bbで持っているテーブルに100bbで入るようなもの。もちろんハンドが入れば勝つことはあるけど、そこに100bbで座ること自体が最初から期待値マイナスなのです。

 

ポーカースタジアム、稼働終了と雑感

本日、2022年2月28日を持ちまして、自分が監修させていただいたポーカースタジアムは稼働終了となりました。2年間プレイしていただき、ありがとうございます。

開発期間から数えると4年関わっていて、とても愛着があるゲームだったので、正直なところ終了してしまうのはとても残念です。

 

自分自身も、高校時代は平均して週5でゲームセンターに通ってて、浪人時代も大学生時代もかなりの頻度でゲームセンターで遊んでいました。

「こんなに無料でゲームができる時代なのに、なんでお金を使ってゲームセンターに?」

とはよく言われますが、たくさん通って、たくさんお金を使って来た人間だからこそ、ゲームセンターで遊ぶことの楽しさもわかりますし、なぜゲームセンターに行くの?という気持ちも良くわかります。なので、ゲームセンターのポーカーでより楽しんで貰えるように少しでも協力したいと思ってました。

しかし、こういう結果になって、自分の力不足を実感する次第でもあります。

 

監修が入るようなゲームだと、監修側がプレーヤーの目線になりすぎて、全然儲からない仕様を提案して、多少なりとも利益にならないと困る運営側と意見がぶつかる、というのがよくありがちなのではないかと思います。

しかしポーカースタジアムの開発で印象に残っているのは、自分が

「この仕様だったら全然インカムにならないと思うからどうでしょうか」

と言い、伊藤pの上司の方に

「インカムのことは気にしないで、もっと楽しいと思うゲームになるように考えてほしい」

と言われたのはいい思い出です。

 

日本の大企業とご一緒にお仕事をさせていただいたのは、今回のバンダイナムコ様が唯一です。ご一緒させて頂く前は、大企業は融通が利かないことが多いのかな、というイメージ、偏見がありました。

しかし、ご一緒に働かせて頂いて、自分が気づいてなかったことに気付かされました。

それは、見切り発車で後から何とかする、ということをせずに、細部までキッチリと詰めてからしっかりスタートする、ということが企業への信頼に繋がり、その信頼の積み重ねの結果として大企業という地位を築いているんだなということでした。言葉にすると当たり前なのですが、なんだろう、これを感覚的に理解した、納得したという感じなのです。

 

 

製品が出来て、最初のロケテスト

当初のルールは、40bb持ちの時間50秒。

テストに参加された方は覚えているかと思いますが、サクサクプレイすれば、タイトに打ちつつ、ちょっと勝ち残ると200円で2時間遊べることもあるという状況でした。いくら楽しいと思うゲームを目指していても、それはまずい。

本来アグレッシブに攻めるのが正しい局面でもチェックで回してしまうことが想像以上に多かったのです。

かと言って、「10ハンドとか10分とか打ったら100円」というような仕様だとゲーム性が壊れてしまいますので良くないというのは自分も運営側も全員の総意でした。

それならば、自然にアグレッシブにプレイしてもらえるように、ということで、1ハンドごとに時間が固定で減り、ポットを獲得したり、相手を飛ばしたら時間が回復するという仕様を導入することにしました。タイトにプレイするのが好きという人から不評なシステムだったのは承知してますが、一方でどんどん参加し、ガンガン攻める人が損をして、じっと待つことが得をするようなシステムはゲームとして致命的な欠陥であるという思いもあり、このシステムで行くことになったのです。

たくさん遊んで頂いた方は、この思いを共通で持って頂いていると感じますし、思いに賛同して頂けていたことはとても嬉しく思います。

 

個人的にとても残念だったのは、稼働期間中がコロナ禍とドンピシャリで被ってしまったということです。サービス開始して一気に認知度を上げたいというタイミングでコロナ禍もスタートし、緊急事態宣言によって出鼻をくじかれることになりました。そこで沢山の人がプレイしてくれたら、じゃあうちの店舗にも置いてみようというゲームセンターの方も出てきたのではないかと。

そして、サービス終了するまで結局コロナ禍が完全に明けることはありませんでした。

スタートして、順調にプレーヤーが増えていったらあれをやろう、これをやろう、と色々話し合っていたアイデアは多々あるのですが、ほとんど形になることがなく終了してしまいました。

 

たらればを言ってもしょうがないのは分かってますが、コロナがなかったらポーカースタジアムはどの程度広まっていたのだろう。稼働終了の心配なんて無いくらい流行っていたのか、それともさほど変わらない立ち位置になっていたのか。それが見られる世界線でなかったのがとても残念です。

一方で、同じコロナ禍にあっても、自分がもっと良く立ち回れていればもっと多くの人に楽しんで貰えてサービスは継続出来たのかな、それともそう思うこと自体、思い上がりなのかな、と思ったりも。

 

 

 

なんかとりとめの無い文章になってしまいました。

2年間に渡って、ポーカースタジアムで遊んで頂いた方、ありがとうございます。

ポーカースタジアムはサービスを終了してしまいますが、自分はポーカーをやめるつもりはありません(プロとしていつまで続けるかは分からないですが)ので、いずれどこかでお会いする機会はあるかと思います。その際は是非またよろしくおねがいします。

 

 

 

 

 

WSOPからの帰国のドタバタ

今回のWSOPからの帰国にあたってのドタバタを書いておこうと思います。

行きはエアカナダにて。こちらに関しては特にトラブルもなし。

問題は帰国です。

 

行く前に、メールにて

「帰国の出発便がキャンセルになって5分後に別の便として出るから、それに変更でOK?」

というメールが来てました。もちろん問題ないのでOKします。

 

そして、10月頭に、もう一つメールが来ていたのを自分は見落としてました。それは帰国便が変更になるからメールして、という内容。どの便とかそういうのは一切書かれておらず、正直、ポーカーのセッションで疲れた頭で流し見したのでスルーしてしまいました。当然英語ですし。

 

現地時間11月17日午前6時半、ラスベガスの空港のマッカラン国際空港に行きます。

しかし、エアカナダのロビーが全然開く気配がありません。8時の飛行機(バンクーバー行きの国内線扱いの便)なのに、6時半に空いてないとはどういうこと?

 

空港のワイファイに接続して、メールをチェック。すると上記のメールを見つけました。うわ、これはやばいやつだ・・・

 

そこで急遽、他の会社で帰国できる便がないか探します。

あった!

それはアメリカンエアーのロス乗り換え。自分がいつも利用している便ですね。料金は9万円ほど。まあしょうがない。出発は午前9時半。おお、これなら行けるか?

そのままサイトから予約しようとします。しかし、片道チケットは日本のクレジットカードでは取れないと表示されます。そうなると、アメリカンエアーのターミナルまで行って予約するしかありません。

エアカナダとアメリカンエアーのターミナルは別のターミナルで、シャトルバスで移動します。時間が本当にギリギリだったら、そこでタクシーを使ったかもしれませんが、15分待ってシャトルバスに乗り、5分後に到着。時間は午前8時。

アメリカンエアーのターミナルに到着して、航空券を購入します。ここでは大きなトラブルはなく、そのまま購入できました。やれやれ・・・

 

飛行機は遅れることなくロスに到着。

日本からラスベガスに行くときのロスの乗り換えは非常に面倒ですが、ラスベガスから日本に帰る時の乗り換えは、いつも到着した目の前のところが出発ロビーになります。たまたま一緒の飛行機になったY君と一緒にハンバーガーを食べて、乗り換え時間まで待ちます。

しかし、飛行機のターミナルが、他の便はほぼ全て番号が出ているのに、自分が乗るものだけずっと

「TBIT」

と表示されたままです。出発の時間は12時半。10時半に到着したときは、

「まあそのうち番号が表示されるよね」

と思っていたのですが、ハンバーガーを食べ終わってお土産も買い終わって11時半になってもまだ

「TBIT」

と表示されたままです。なにかおかしい・・・

12時になっても未だに

「TBIT」

となっているので、流石に近くのスタッフに聞いてみたところ

「それはトムブラッドレイインターナショナルターミナルだよ。あっちの方」

とのこと。うわー、まじか・・・

一緒にいたY君も余裕そうな顔をしていましたが、状況を伝えて思いっきり走ることに。多分ですが、1.5キロくらい走りました。

ターミナルに到着すると、ちょうど最終案内の最中。間に合った・・・

 

なんとか飛行機に乗ります。乗車率は20から30%というところでしょうか。

3列シートの窓側に座ります。ここは残念ながら2つとなりに他の乗客がいました。一人で3席専有出来ている人も結構いた様子でしたが。

 

1.5キロもダッシュしたので、ゼーゼー言ってます。そして、息切れでめっちゃ咳が出ます。このご時世、めちゃくちゃきまずいですw

なんとか息を整え、こまめに水を飲んでごまかします。いや、本当にコロナじゃないから!!!w

そしてアナウンスが。

「当機はお客様のご案内中です。出発まで今しばらくお待ち下さい」

結局30分ほど待ちました。それならゆっくり移動できたのに!!!w

 

そこから先は特にトラブルもなく帰国。空港で、

「どうやって自宅まで帰りますか?」

という質問項目があり、選択肢は

・家族が迎えに来る

・レンタカー

ハイヤーを呼ぶ

・その他

のどれかをその場で選べと。ハイヤーを呼ぶを選びます。

諸々が終わり、検査も陰性で帰ることに。

空港のロビーで、ハイヤーの会社に電話します。しかし、全く出ません。30分くらいずっとかけ続けてましたが、ずっと保留です。これは困った・・・

しかし、検索した時の広告欄で、ハイヤー会社のラインでの依頼が出来るものがあったので、試しにやってみたら、2分もしないうちに返答が来て、ハイヤーに乗れることに。料金は13800円。どうやら、海外から帰国した人用の料金で、そうじゃない人だと5000円くらいっぽい。いいビジネスだなあ。でも高いけどしょうがない。

そこから30分待って、指定されたハイヤーに乗車。そしてその運転手さん、びっくりするくらいに道を知らない・・・

文京区と言ったのに、なぜか上野で高速を降りるし、そこから帰宅する途中に、後楽園の駅すら知らなかったりしました。なのに普通のタクシーより高い料金・・・

 

とはいえ、なんとか自宅に帰って来ることが出来ました。めでたしめでたし。

 

今回の教訓

ロスでの乗り換えでTBITとあったら、それはトムブラッドレイ国際ターミナルのこと。これは覚えておきましょう!

スタッドハイの1ハンド

とあるHORSEトーナメント、残り4人です。

スタックは自分が20べットのチップリーダー、一番少ない人でも10べット以上あって、1ハンドで飛ぶようなことはない状況です。ゲームはスタッドハイ。

 

ドアカードは関係ないスートはちょっと覚えてないですが

 

自分  相手1  相手2  相手3

(XX)T (XX)9 (XX)8h (XX)9

 

相手2がブリングイン

相手3がフォールド。

自分がコンプリート(1SBにべット)

相手1がフォールド。

相手2がコール。

 

4th

自分       相手2

(XX)T 9   (XX)8h J

 

相手2チェック、自分チェック。

 

5th

自分      相手2

(XX)T9 K  (XX)8hJ 4h  

 

自分チェック、相手2べット、自分フォールド。

自分のXXは完全に関係ない2枚、35のようなカードだったのですが、このアクションを見てどう思うでしょうか。

 

疑問1、4thで何でベットしないの?

疑問2、5thで何でべットしないの?

 

それをどういうことを考えてプレイしたのか、解説します。

 

 

 

まず3rdですが、9が2枚見えていて、ブリングインは8。

ここでのTはエニー2でコンプリートするところです。そして、そのことは相手の十分に承知の上です。

9が降りて、ブリングインの8がコール。

さて、ここでブリングインのプレーヤーが持っている可能性があるハンドを考えます。

大きく分けて4つ。可能性が高い順に

1,ペア

2,3枚スート

3,3枚コネクター

4,Tに対する2オーバー

 

 

 

4thでこちらが9、相手がJです。

相手のチェックにこちらがチェック。9は相手の8より大きなカード、しかもTとコネクトしているカード。何故打たないのか。

まず、相手のハンドの本命、ペアに対して。特に8のペアより高いカードです。

しかし、この9って、実はかなりのキーカードなのです。というのは、降りた二人が二人とも9を見せてます。

その状況で、こちらの9は、相手がペアだったときはかなりの安全カードになります。なので、ペアはプレッシャーを受けません。

次に相手が3枚ハートだった場合。

相手のJは、フラッシュドローになってませんが、こちらの9やTより大きなカードです。つまり、ペアのアウツになります。なので、イージーにコールできます。

次に相手が3枚コネクターだった場合。

9が3枚見えたので、そもそも、その組み合わせの可能性は激減しています。

(7T)8のようなハンドでも、一応4thはコールできますし。

最後に2オーバー。

これはAKQJの組み合わせです。Jはそれがヒットするカードです。

仮に(AQ)8だったとしても、Jがあれば3オーバーになるので、4thはイージーコール出来ます。

 

どの可能性であっても、4thのべットで大きなプレッシャーを与える事はできません。

もちろん、自分のハンドが強いなら当然ベットしますが、実は今回の自分の2枚は本当にラグだったのです。

 

5th。

 

こちらは

(XX)T9 K  

一見ハイカードが落ちて、相手にプレッシャーがかけられそうに見えます。

しかし、4thでチェックしているので、相手が8のペアだった場合、プレッシャーはあまりなくイージーコール出来ます。ストレート完成も非常に薄いです。だって、JQと持っていたらべットしますから。

 

相手は4h。

これは、相手が3枚ハートだった場合、5thでフラドロになっています。当然絶対に降りません。

 

更に、相手が3枚コネクターで、(76)8のようなハンドだった場合、ガットショットが付きます。これも降りません。

(AQ)8J4のようなハンドだけ降りる可能性が少しあるかもくらいです。

 

つまり、一見強そうに見えるこの4th5thですが、実はこちらからは非常にブラフしづらく、相手は降りないカードなのです。

 

降ろせなく、こちらは(35)T9Kのような弱いハンド。チェックして、相手のベットにフォールド。実はとても自然なプレイです。

 

これが、降りた二人が見せていたカードが両方とも2なら、4thで9を引いた時にブラフでベットしますし、5thでのKでもう一回ベットします。そうすれば、この5thのベットはとても強烈です。ストレート完成の他に8から見たときのオーバーカードが3種類。しかも、3回コールしたら、3べット、スタックの3割位に相当します。トーナメント終盤ではかなり大きいです。

 

スタッドでは、降りた人のハンドはとても重要な情報ですし、自分も相手もそれを踏まえた上でプレイします。それを踏まえたら相手はどう考えてくるのかをこちらも考えてプレイしていくことが大切なのです。

 

 

べットする価値があるハンド

ここでは、例としてNLHEを使いますが、議論としてはNLHEに限らず、ビッグベットゲーム一般に通じるものを想定して書きます。

 

それは大きく3つ

1,レイズされても困らない

2,チェックで回った時とベットしてコールされたときの勝率差が小さい

3,相手を降ろせた時に奪ったエクイティが大きい(=FEが大きい)

参考:フォールドエクイティーの話 - 木原直哉オフィシャルブログ

 

例えば、ボタンから78sでレイズしてBBがコール。

フロップ56Jr

ここでのベットしたとします。

レイズされたら?

・強いドローがあるのでコールできます。困らない。○

・チェックで回した時でも引かないと大体勝てないし、ベットしてコールされても勝率はそんなに変わらない(7や8で勝つ可能性が少し変わるくらい)。○

・相手を降ろせたら、大体50%くらいのエクイティを奪える。○

○が3つ付きますね。ベットするのに最適なハンドです。

NLHEに置いて、スーテッドコネクターの強さはここにあります。自然にアグレッシブにプレイできるのですね。

 

では同じボードでAJを持っていたら?

・強いハンドなのでレイズされてもコール以上出来ます。困らない。○

・チェックで回してもベットしてコールされても大体勝っているので勝率はそんなに変わらない。○

・相手を降ろしても、奪えるエクイティがとても小さい。×

○が2つ、×が1つです。チェックするとしたらスロープレイですよね。でも2つの○はとても強い○なので、ベットが強く推奨されます。

 

AKを持っていたら?

・レイズされたら多分降りるけど、ドローのレイズが結構ありえてちょっと嫌。△

・ヒットしてないハンドには75%から85%の勝率はあるけど、コールされたら何か持たれているので、ペアを持たれていたら12%から25%、ドローを持たれていたら50%。チェックで回った時とべットコールが入ったときの勝率差は大きい。×

・相手を降ろせたときは、大体はヒットしてないハンドなので、ドミネイトしてない場合で奪ったエクイティは25%、ドミネイトしていたら12%くらい。△

 

チェックする理由が大きいですね。ただ、ベットするメリットもそれなりにあるのでちょっと困ります。

 

22を持っていたら?

・レイズに対してはAKとほぼ一緒。△

・ヒットしてないハンドには75%、ヒットしているハンドには9%、ドローには50%。AKよりももっと×

・相手を降ろせた時に奪えたエクイティは25%。△

 

やっぱり打つかチェックか迷います。

 

 

9Tsを持っていたら?

・レイズされたら確実に負けているので降りれば良いので困らない。○

・チェックで回ってもベットにコールされても大体負けているので差は小さい。○

・相手を降ろした時でも引かないと勝てない可能性が高く、75%くらいエクイティを奪えている事が多い。○

 

57sを持っていたら?

・レイズされたら困る。×

・チェックで回った時はそこそこ勝っている可能性がある。一方コールされたらかなり負けている。×

・相手を降ろした時は75%くらいは勝率があるので、奪えているエクイティは最大で25%。△

 

これはイージーチェックですね。

 

まあこんなことを、フロップだけじゃなく、プリフロップ、ターン、リバーについてもやっていくのです。

これ、×があるとダメなハンドということではありません。全部×ならチェックするわけですし。

ただ、プレイのしやすさという意味では、○がたくさんと、×がたくさんに分かれてくれる方がプレイしやすいです。

 

これを色々なフロップでやってみてください。そうすると、スーテッドコネクターは結構分かれますよね。だからプロはスーコネを好むのです。

一方、22のようなハンドは、セットにならない限り、常に難しい判断を迫られます。セットになったらとても強いので迷いますが、見た目よりは弱いハンドなのです。

 

 

ところで、クズ手は2/3でペアが出来ないわけですが、その場合は全て○が付くのでベットしないとどうしようも無くなることもわかると思います。

すると、弱いハンドのべット頻度が高くなりすぎて、バランスが悪くなってしまいます。今回の記事はハンド単体のことしか考えて無くて、実際はここに様々なバランスを考えないといけません。バランスが悪いと、相手のプレイが簡単になるのですよね。そこまで考えていくと本当に難しくて、考えるべきことは底なしに難しいのですが、とりあえず簡単な指標として3つ挙げてみました。

 

 

 

ゲームの存在意義と、プロの存在意義

「○○なんて無くても問題ない」

この○○に当てはまるもの、当てはめた言説をされるものの筆頭に、ゲームがあると思います。

それ以外にも、スポーツだったり、芸能だったり、音楽だったり・・・色々あります。

まあ実際、無くなっても誰かが死ぬわけではないのは間違いないでしょう。ではこれらの存在意義は何なのか。

それは、先日ポーカー歴2ヶ月(訂正:ポーカー歴はもっと長いけど、真剣に勉強しはじめた歴が2ヶ月、とのことです。誤情報すいませんでした)にしてJOPTを優勝されたようすけさんが簡潔にまとめてくださいました。

 

 

「人生を豊かにする手段」

とても素敵な言葉ですね。本当にそう思います。

まだ途上であるとは言え、今の人類は必死に生きることに努力しなくてもある程度の暮らしができるようになりました。豊かになっているということですね。

そうすると、人生において、余暇が出来ます。その余暇をどう過ごすか。それを選ぶことができるようになっています。

余暇を更に勉強にあててもっと高みを目指すという生き方も良いですし、ゆったりとした人生を送るのも良いでしょう。スポーツをやるのも良いですし、漫画を読んだり読書なんかも素敵ですよね。勿論複数の趣味を掛け持ちして、忙しく遊ぶのも良いですよね。

その選択肢の一つとして、ゲームも存在しているのです。

また、ゲームへの取り組み方も、トップを目指して真剣にプレイするのも一つですし、そこそこのレベルまで到達してある程度の成果を得るというのも一つ。また、成果とか考えずに、単にプレイすること自体が楽しいという向き合い方も一つです。どのスタンスが正しくて、どのスタンスが間違えているとかそういう類のものではないのです。

 

ただ、これは絶対的な正解では無いかもしれないし、自分の価値観に過ぎないのですが、自分の価値観として

・楽しいと思えること

これが何よりも最も重要だと思います。

 

話をポーカーに移します。GTO的な勉強をして、それ通りにプレイしようとすることが最も大切だと思っている人がそれなりにいる印象です。

勿論、勝つことが最上の喜びで、そのためにGTOを勉強するというのは一つの楽しみ方です。

しかし、GTO的なプレイから大きく外れることを恐れ過ぎている人がそれなりにいる印象です。また、そういう人は得てして、他人に依るGTOから大きく外れたプレイを見下してしまう傾向もあると思います。

でもですよ、ポーカーをプレイする最大の目的は、人生を豊かにすること、楽しむこと、なんじゃないでしょうか。

・スーコネで参加してフロップでドローになってわくわくする。

・ドローが引けたときの喜び、そしていくらバリューベットを打つか考える楽しみ。

・ドローが引けなかった時にガッツリとブラフをして、降ろせるかどうかドキドキする。

仮にプリフロチャートでスーコネの部分が0%となっていたとしても、スーコネで参加することは「禁忌」でもなければ、「アウトな行為」でもないのです。

麻雀で言うなら、ドラ3の三暗刻出来上がりで、233から2を切ってリーチするのは損とされてても、やったっていいんですよ。

損得に全振りすることが価値観の全て、というのも一つの楽しみ方ですが、その価値観が絶対的に正しいわけじゃないことを理解していないと感じる人が多いです。

とにかく楽しみましょう!

 

 

ではプロの存在意義は何か。

プロの定義は色々あるところですが、自分は

「それを収入の中心にしている人」

だと思ってます。

その収入がどこから来るかは競技に寄るところですが、自分はプロの存在意義は

「他人の楽しさを増やすこと」

だと思っています。それが業界のプロ全体の収入を増加させることに繋がるからです。

ポーカーのように直接的に相手とお金のやり取りがあるゲームだと、自分が勝つ=相手が負ける、なので難しい面はありますが、少なくても負けるにしても、ゲームをすること自体が楽しかったと思ってもらえることが大切だと思っています。

また、観戦される競技だとすると、見ている人が楽しい、ハラハラドキドキする、そういうものを提供するのがプロだと思うのです。それが長期的に収入に繋がっていくのです。

 

日本でもメジャーな頭脳ゲームとして、オセロや連珠などがあります。

これらの競技は、プロがいません。

お金を出してくれる人や組織がないからで、するとどんなに強くてもプロになることが出来ないのです。

逆に言えば、現状プロとしてやっていけるゲームであっても、外から業界内にお金を引っ張ってこれる人でない限りプロとしての存在意義は非常に小さいと思います。引っ張ってこれるお金の大きさは、他人に与える楽しさの総量(計算できないものですが…)に比例するわけで、それこそがプロの価値と言っても過言ではないと自分は思うのです。