木原直哉オフィシャルブログ

プロポーカープレーヤー、木原直哉が、思ったことを書いていきます。道場やってます。https://lounge.dmm.com/detail/308/

経済が落ち込んでいるのに株価が上がっている理由

この記事は、完全に自分の専門外です。

一応、詳しい人の意見を見たり聞いたりして(会話させて貰ってもいます)、自分なりに理解した範囲で書きたいと思いますが、シロウトの書く内容なので鵜呑みにしないでもらえたらと思います。

 

これだけの経済の悪影響があるコロナ騒動。これからも影響は大きいはず。

にもかかわらず株価は、コロナ前の水準まで戻ってきています。

不思議じゃないですか?

 

 

その理由は、世界各国がこのコロナ騒動に対応するためにお金をたくさん刷っています。

いま、今の時代は「刷る」と言うのは比喩になりましたが、でもまあたくさん刷ってます。日本だって、全員に10万円をばらまくということは、12兆円の予算をそこだけで組んでますし、それ以外にも事業者へ数十兆円の予算を組んでます。そのお金は国債です。日本全体で1500兆円の資産合計とすると、10%弱のお金が増えたわけです。

 

世界中の「富」全体は同じか、幾分減ってます。

しかし、お金は増えたのです。

すると何が起きるか。お金(現金)の価値が下がるのです。お金の価値が下がるということは、インフレですね。

現金で資産を持っていたら、インフレした分だけ損をします。

仮に10%のインフレが起こるなら、現金で持っている資産価値は9%目減りするのと同じです。

投資家は、現金で資産を持っていると目減りすることは良く分かっています。だから今は現金で持ちたくない。かといって、じゃぶじゃぶ投入されたお金があるので、お金はトータルでは増えています。なんとかそれを目減りしない資産に変換したい。だから、金(キン)も株も不動産も仮想通貨も、価格が上昇しているのです。

 

つまり、株価が上がっているのではなく、現金の価値が下がっているために、現金を基準にした相対的な価値が上がっているように見えるのです。

今後ある程度のインフレは来ます。今はできる限り預金ではなく株とか仮想通貨とかの、預金や現金以外のものに資産を変えておくべきです。現金の価値こそが下がるリスクを抱えているのが2020年なのです。