ミックスゲームの勧め、スタッドハイロー
やっとスタッドハイローまで来ました。
スタッドハイローはオマハハイローと並んで、ミックスゲームプレーヤーならしっかり勉強しておくべきトップ2のゲームです。
ちなみに、stud8(スタッドエイト)とか、studH/Lとか、stud 8 or betterとか、Eとか色々な呼び方がありますが、全部一緒です。
ゲームの進め方は、スタッドと全く一緒です(正確には、4thでのダブルベットが無いというのがありますが、一旦忘れてください)。
ベット形式も全く同様に7thまで進み、最後にショウダウンになった時に、スタッドと同様に7枚中5枚でベストハンドの人がポットの半分を獲得します。残りの半分は、7枚中5枚を使って、8以下のローで一番強い人がポットを獲得します。
誰も8以下で5枚のローが出来なかった場合はハイが全部ポットを取ることが出来ます。
例えば、(A5)7 5 6 2 (7)のハンドなら、ハイは7と5の2ペア、ローは76521です。
一方、(32)3 4 A 2 (3)のハンドの人は、ハイが3のフルハウス、ローが4321だけなので、ローはありません。オマハハイローと一緒で、ペアになったものはカウントしないのです。 なので、この二人が戦った場合はチョップ(引き分け、ポットを2分の1にして折半)になります。
ちなみに、フルハウスは絶対にローがありません。
簡単な戦略ですが、8以下はローを作れますが、9からKはローとして完全に無用です。なので、あらかじめ大きなペアがない限り、9からKはこのゲームではクズカードなのです。
ローカード3枚あるか、ビッグペアがある時に参加するというのが基本です。
そして、4th以下は、9からKを引いた人(先アクションになることが多いです)がチェックし、ローカードを引いた人がベットしていく、というのがスタンダードな流れになります。
イメージ的には、ローカードの枚数で勝負がつくと言っても過言ではありません。途中で9からKを2枚引いたとしましょう。本当に運良くストレートやフラッシュにならない限り、ローが出来たらハイはほぼ負け、ペアが出来たらローは負けなのです。
カンのいい人は既に気づいているかも知れませんが、このゲームではAはハイでもローでも最強のカードです。1.5枚分の価値があると思います。
また、スタートの3枚が345のようにコネクトしているのも、0.5枚分の上乗せの価値があります。同様に、スタートの3枚がスートなのも、0.5枚分の上乗せの価値があります。
基本的なプレーはなれるとある程度機械的に出来、それがあまり大きなミスにならないゲームです。なので、6人以上で打っている場合、相手がどんなに強い人でもある程勉強すれば殆ど負かされることはなく、また相手が基本を理解していない場合、そこからは莫大なエッジが出ます。強い人同士ならほぼ差が出ないゲームです。
なので、強くなるハードルが低く、強くなる価値が非常に高いゲームだと言えるのです。
スタッドハイローの解説動画
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