去年の予測の振り返りと、今後の予測
去年の4月、コロナ騒動の初期にこんな記事を書きました。当時は日本の死者数はまだ2桁でした。
1年ちょっと経って、この予測がどうだったかを振り返ってみたいと思います。
自分はメインでは1番目の、日本でも感染爆発が起こる可能性が高いという悲観的な予測をしてました。死者数は1年間で数万人。
2番目は可能性としてはあるものの、その可能性は低いと思ってました。
3番目が楽観的な可能性です。
1年経ってこの予測がどうだったか。
起こったことは、1番目の悲観と3番目の楽観のちょうど中間的な感じだったんじゃないかなと思います。
自分の予測と違ったのは、
・気温が上がることによる楽観的な可能性がそれなりに正しかった
(それによって、夏にある程度の体力回復が出来た)
・ここには書いてないけど、マスクの効果が当時思われていたよりずっと大きかった
・強力なワクチンがかなり早く登場した
自分の予測が大体合っていたのは、
・日本人の真面目さによってすぐに感染爆発しなかった
・封じ込めは日本のような法律では非現実的である
・秋から冬にかけての緊縮が続き、精神的、経済体力的限界がきた
こういう感じでしょうか。
強力なワクチンが想像以上に早く登場したので、この夏でしっかり接種をすれば次の冬は大丈夫そう、こういう予測が立ったので、2月3月は感染爆発せずに済んだのかなと思います。
1月、今回と、それでも緊急事態宣言に協力するところがやっぱり多かったです。しかし、それはやはり、今回を乗り切ったらなんとかなる可能性が高いと思えるようになったから。もしワクチンの見通しが立ってなかったらもう協力することは出来ないという事業者は桁違いに多かったでしょう。
一方、この記事で自分は子どもが10万人減るとしたら、という文脈で予測を書きました。
この数字も、大体予測通りなのかなと思います。
では今後の予測です。
少子化に関しては、今後更に深刻になっていき、回復しないでしょう。コロナの直接的な影響は小さくなって来ていますが、
「何かあったら子どもの保育と教育を犠牲にする」
という政府の姿勢をはっきりと見せつけられた以上、子どもを産むことへの覚悟は以前よりはるかに高いものになりました。これは子どもを持つ親としてまざまざと実感させられたことでもあります。また、今の高校生大学生の世代は、親というより当事者としてそれを実感している世代でもあります。
一方、ワクチンの接種に関しては、日本人は欧米より最終的には高い接種率になると思います。70%は超えてくるんじゃないかなと。
ワクチンを強制することは出来ず、基本的には任意接種です。それは民主主義国家ならばどの国も同じ。しかし、最近アメリカやイギリスではワクチンの接種率が頭打ちになってきました。イギリスで50%台、アメリカで40%台という低さです。希望すればワクチンは打てるにも関わらず。
反ワクチン活動家は日本にもたくさんいますが、それでも日本人の科学リテラシーは欧米より遥かに高いです。任意接種ですが、2021年度の終わりまでには、最終的に70%は超える数字になると思います。それによって集団免疫とまでは行かないまでも、かなりの抑制につながるでしょう。そして、2022年にはやっと日本経済は正常化する、というのが自分の予測です。