コロナ騒動の展望2
https://kihara-poker.hatenablog.com/entry/2020/04/08/163514
4月最初にこんな記事を書きました。
一ヶ月半経って、今の自分の展望を書きます。
まず、4月に書いたこの展望のうち、どれに近い状況になっていると自分が思うか。
それは3つ目の、良いシナリオです。
日本では感染爆発もしなかったし、多分これからもしなさそうです。
感染していない人も含めてみんながマスクをすれば、再流行の兆しが見えてもそこまで感染爆発はしないだろうと言うことが分かってきました。
更に、この記事
https://www.covid19-jma-medical-expert-meeting.jp/topic/1235
日本医師会から出た公式声明です。
(5/22追記。これは有識者会議の参加者2名の個人的見解であって、医師会の公式声明ではないとのことです。間違えてました、すいません)
「香川県の保育園で職員11人の感染が確認された事例でも、園児147人のうち感染が確認されたのは2人だけだった。」
日本の方針では、怪しい症状が出てもなかなか検査してもらえないけど、濃厚接触者は全員検査してます。確実に言えることは、職員が11人も感染したということは、園児147人のうち大半には、コロナウイルスが侵入したはずです。
しかし、実際に感染したのは2人だけ。園児147人中145人に関しては、大半がからだに入ったものの、自然免疫だけで簡単に撃退してしまったということです。
自分は、2月前半まではコロナウイルスを過小評価してました。
2月後半には、この感染力の強さに驚き、抑え込みは諦めるべきだと思ってました。
同じ認識のまま4月。
しかし、その後色々分かって来て、このウイルスは
「一部のハイリスク者以外に対しては、異常なまでの弱いウイルスである」
ということです。
数字は大体の感じですが、このウイルスの怖さという意味で季節性インフルエンザと比較して
・10代以下の子どもにとっては、インフルエンザの100分の1以下
・20代から30代の健康な人にとっては、インフルエンザの10分の1以下
・糖尿病患者等の基礎疾患がある人の場合や喫煙者にとっては、状態によってインフルエンザと同等から数倍
・糖尿病患者かつ喫煙者、のように、複数に該当する場合は、インフルエンザの10倍以上
というものだと思います。4月の記事を書いたときと比較して、
「コロナウイルスは当初思っていたよりずっとずっと弱いウイルスであった」
ことが分かってきたのです!
インフルエンザは幼児と高齢者に重い疾患になりやすいですが、コロナウイルスは若い健康で痩せてる人にとっては当初思っていたよりずっと軽いことが分かったのです。当初はそういう健康な層でインフルエンザと同等くらいと思われていたのですから。
ここからが難しい問題です。
・一部の人が重症化しやすいなら、その人を守るために全員が自粛すべきなのか。少なくても公平ですし、今健康でも、誰でも疾患を持つことはあります。
・それとも、ウイルスが蔓延することを許容し重症化しやすい人だけ自粛すべきなのか。公平じゃないけど、社会的に効率は良いです。
ここが議論の分かれるところじゃないでしょうか。
自分の意見としては
「半年位の自粛で地球上からコロナウイルスを撲滅出来るのであれば、この程度の弱いウイルスであっても自粛を頑張るべき。しかし、ウイルスを世界から撲滅することは不可能。幸いなことに、当初思っていたよりはるかに弱いウイルスであることが分かった以上、他のデメリットを取り続ける必要はない」
というものです。
人間は誰だっていつかは死にます。
それならば、命ある間は極力自由に行きたいじゃないですか。
疾患が多く、ハイリスクな人には申し訳ないけど、その大半を占める高齢者はコロナウイルスがない世の中を生きてきたわけです。
コロナウイルスに関しては、行政は基本的に介入するのをやめ、学校を動かし、社会を動かし、指定感染症への指定を外し、各自が自分の判断で予防するのが良いと思います。
そう、食中毒とかインフルエンザとかと同様に。