feminismとフェミニズム
feminism(フェミニズム)とは、女性解放思想とも言うように、
「男が公共の場でおっぱいを出してOKなのに、女性が出したら駄目というのは不公平である。女性もおっぱいを出したいなら出したってOKになるべきである」
という感じで
「女性だけ○○したら駄目、○○すべきという風潮に強くNOを突きつけ、そういう明文化されてたりされてなかったりする規制を極力まで減らしていくことで、真の男女平等を目指す」
という思想です。代表的なfeministとしては、エマ・ワトソンが挙げられるでしょう。
なので、本来のfeminismとは、
「この絵は性的過ぎるから規制すべき」
「そんな性的な服装をするのはハシタナイ」
という意見に対して強く反発し、表現や服装などの自由をもっと認められるべきという思想です。規制から女性を開放する思想なのです。性的魅力を活かしたいなら活かせば良い。男女ともに。それがfeminismの思想です。
しかし、日本ではなぜか、萌え絵や性的な服装に対して拒否反応を示している人たちが、何故か「フェミニスト」を自称していることが多いです。
feminismの思想とは真逆であるにも関わらず。
フェミニズムは元々欧米で生まれたfeminismをそのままカタカナにしただけのものです。フェミニズムが最初ではなく、feminismが最初なのです。
それにも関わらず、feminismの精神とは正反対のことを、フェミニズムを名乗って主張している。
勿論、思想に良い悪いは基本的にはありません。
性的なものをどんどん開放していこうという主張も一つの思想。
性的なものを規制すべきという主張もそれはそれで一つの思想です。
この二つは真逆の思想なので、当然衝突します。
しかし、前者がfeminismを最初に名乗り、後者の立場を取る人がフェミニズムを名乗るのは自分は明らかにおかしいと思うのです。元々がfeminismがあるのだから、それと正反対の主張をする人たちはフェミニストとは違う別の呼び方にするべきだと自分は強く思うのです。
ところで、良く炎上することもある「フェミニスト」の石川優実さん。
kutooで有名ですよね。
kutooとは、
「女性はハイヒールを履くべき、という風潮は苦痛である。女性も平べったい歩きやすい靴を堂々と履ける社会にしよう」
という運動です。これは、日本のフェミニズムではなく、本来のfeminismの思想そのものです。また、石川さんは元々グラビアタレントでもあり、ヌードになったりもしてます。まさに本来のfeminismの思想そのもので、自分は石川さんは元々正当なfeministだったんだろうと思ってます。
しかし、石川さんがfeministとして有名になったことで、フェミニストを名乗る人が応援してくるようになり、次第にそちらに取り込まれてしまったのではないかと自分には残念に思えるのです。
日本でフェミニストを名乗っている人は、本来のfeministの意味で名乗っている人と、乗っ取られた「フェミニスト」を名乗る人がいます。非常に混乱しやすい。
feministを名乗る人が別の名前にする意義は一切ないと自分は思います。一方、フェミニストを乗っ取った側は、それを手放したくないでしょう。残念ながらこれからもこの対立は続くのかなと思います。
11/11追加
自分が思う真っ当なfeministのろくでなし子さんによると、feminismの乗っ取りは日本だけの出来事ではないようです・・・