将棋のタイトル戦とマスク
最近、将棋のタイトル戦に限らず、たくさんの対局が生中継されるようになってきました。タイトル戦は、渡辺名人(三冠)、豊島竜王(二冠)、藤井二冠、永瀬王座が中心です。
この4名、特に終盤の持ち時間が減ってきて勝負が架橋に入る頃、マスクを外します。
残り10分になったらどう秒読みするかを記録係に聞かれるのですが、その際はタオル等で口を抑えて返事をしてます。
そして、投了するときに、おもむろにマスクを取り出してマスクをつけてから投了します。勝った側も、それを受けてマスクをしてから、感想戦やインタビューをしています。
そう、対局中に(ぼやいたりとか)声を発することがない4人なので、マスクは不要なのです。
このような対策を取っている将棋界。今までに誰もコロナに感染していません。関係者が数百人になる組織にも関わらず、です。
これは実は一般の場でも同様です。
・風邪のような症状がなく(=突然咳やくしゃみをすることが殆どない)
・喘息や花粉症などの症状もなく
・言葉を発することがない
これらがしっかり担保されていれば、本来はマスクをする必要すらないのです。
これを一般にアナウンスするとどうでしょうか。
一つ確実に言えるのは、
「3つの条件が全て当てはまったらマスクをしなくて良い」
と政府や医療従事者が公に言うと、3つの条件を満たしていないにもかかわらず、
「マスクしなくて良いと言ったじゃないか」
と言い出す人がそれなりにたくさん出てきます。
将棋界のタイトルホルダーのように、そんな誤解をするわけがない人同士であれば良いのですが、やっぱりそれらの立場の人から公式に言うのには無理がありますよね・・・
3つの条件が整えば、本来はマスクをしなくても良い。
それでも、道を歩いている人がノーマスクだった時、そういう常識を持った人かどうかの判別は不能です。
しかし、やはりマスクをするのは、この灼熱の中では非常に大変です。
なので、自分が提案したいのは、
・3つの条件が整っていて、外にいる時は、鼻出しマスクを推奨する
ということです。
だって、本来はマスクすら不要なんだから、鼻を出すとか出さないとか、全く関係ないです。人間にできる我慢には限度があります。その我慢を、感染対策に不要なことに使ってしまうのは非常にもったいないと自分は思います。