木原直哉オフィシャルブログ

プロポーカープレーヤー、木原直哉が、思ったことを書いていきます。道場やってます。https://lounge.dmm.com/detail/308/

麻雀最強戦を振り返って

今日は麻雀最強戦に呼んでいただきました。

結果は既報の通り一回戦敗退・・・

 

一番最初の局、南家で手牌が

1233一五九⑥⑥⑨西南白中 ドラ④

8種あります。端ハイから切っていったら、すごくいい感じに入って8巡目にカンチャンと両面のイーシャンテンで先行リーチを受けるという展開になる可能性が高いです。

それなら、国士とチャンタホンイツを天秤にかけて、15順目にテンパイを目指し、安牌を確保しながら打つのがあまりに自然な打牌だと思います。独創的と言われたけど、流石にここから⑥を切るのはMリーガーに聞いたらマジョリティだと自分は思うのですが。

 

東4局。

ドラは六

6順目に456七⑤⑥⑥⑦⑦⑧⑨⑨⑨の仮テン。

8順目に6sを引き、リーチを迷いますが、6sが既に広瀬さんに切られているので自重。

9順目に③

ここで、広瀬さんの2巡目が①、須貝さんの2順目が②、剱持さんの4順目が②

非常に③の場況が良かったのです。

また、直前に剱持さんがツモった八が見えてしまいます。

そこで、上がりやすそうな③に待ちをチェンジ。

したのですが、手替わり待ちでダマを選択したのが、結果論ではなく今日の一番の悪手だったかなと思います。

場況がここまで良いなら③単騎でリーチ行くべきだったし、手替わりを考えるなら暗刻の⑨の筋牌なので、手替わりへの寄与は非常に小さい。どちらにしても非常に中途半端な打牌でした。

 

南2局の親番、7順目。ドラは中

12478一二三四②③北北

ここから6を引きます。イーシャンテン

関連牌は場には①が2枚(広瀬さんと須貝さんの捨て牌)に3が1枚。③が⑥巡目に剱持さんが手出しで切ってます。

まあ、3は引けなかったら諦めると心中するとして、123と234のどちらに決めるか。

須貝さんと広瀬さんは①を持ってなさそう。そして、剱持さんが③を個々まで引っ張って切ったので、ピンズを何らか持っていそう。

2枚切れていることを考慮しても、①の方が④より生きていると判断して、4切り。

結果論ですが、①は2枚、④は1枚残りでした。

その後絶好の3を引いてリーチ。

剱持さんもリーチでめくり合いに。そして、①を引き入れてテンパイした剱持さんが④を掴んで、自分の2900のアガリ。234受けなら12000だったけど、うーん。

これはしかし、じっくり考えても123の方が優秀に見えるので結果論だったと諦め。

 

その後、1500点の仕掛けを須貝さんにマンガンツモられ、親がなくなります。倍ツモ条件の逆転手を遠く見てましたが、結局上がれずで終了になりました。

 

振り返って、小ミスは多々あったかもしれないですが、大きなミスは③だけだったかなと自分では思います。

 

普段は、小手返しを結構してしまうのですが、今日は一切しないように気をつけてて、それはクリア出来たかなと思います。

また、盲牌してそのままツモ切る等はしないようにと思ってて、一旦手牌につけるようにしていたのですが、それがどの程度出来ていたか。

他には、ハイをこぼさないとか(これは一回だけやらかしました・・・)がテーマでしたが、トータルではまあまあだったかなと思います。

 

 

この対局、自分はめちゃくちゃ楽しみにしてて、待っているときも小山さんに

「何ニヤニヤしてるの?」

と突っ込まれるくらいでした。実際、対局は非常に楽しかったです。

またこういう放送対局に呼んで頂けるのなら、喜んで参戦しますので、関係者の皆様、良かったら宜しくおねがいします!