上には上がいて、その上にはさらに上がいる
今日、ふとしたことから長尾健太郎さんの話題に。
長尾健太郎さんって誰?と思ったら、ググってウィキを読んでください。
彼は大学の同期です。自分が1浪で彼が現役なので、年齢は一つ下ですが。
直接の面識は無いですが、大学1年の頃から既に超有名人でした。その後も、噂に違わない活躍をし、将来は日本の数学界を背負って立つ人だと思われてました。ちょうど、将棋の藤井聡太七段級の人がいたと思って貰えたらと思います。非常に残念なことに、病気で31歳で亡くなってしまいました。
自分もそこそこ学業は出来たけど、まさに上のさらに上に居た人だと思います。
野球に例えると、学校でエースで四番を背負う人がいて名門高校に進学し、その中で上位が甲子園に出場し、その中で上位がプロに指名を受け、その中で上位が一軍のレギュラーになり、その中で上位がメジャーリーグに渡って中心選手として活躍し、その中で上位がメジャーのオールスターの常連(イチロー選手)になります。
将棋に例えると、地域で敵なしの天才少年がいて、その中で上位が奨励会試験に合格し、その中で上位が奨励会を抜けてプロ棋士になり、その中で上位がA級棋士になり、その中で上位がタイトル数期とり、その中で上位が時代の覇者(大山、中原、谷川、羽生、渡辺)になります。
いずれも、一つ上に到達するのはその下のカテゴリーの10から20%くらいです。
学業面に置いては、野球で一軍のレギュラーになったり、A級棋士級棋士になったりする級の活躍をする大学の同期や教官がいたりします。
長尾さんは、その一つ上に既に達していて、その後最上位を目指そうという位置に居たと思います。
個人的に東大に入って一番良かったと思う点が、そういう一軍レギュラー級の人と普通に知り合いに慣れたり、(自分はなってませんが運が良ければ)偶然長尾さん級の超天才と同級生になったりして、本当の上の上というものを目の当たりにすることが出来たことかなと思っています。
ポーカー界で、上の上といえる人は誰かなと思ったとき、世代が近い人たちで言えば、ブライアンラストやスコットシーバー、ちょっと下の世代ではポールボープやショーンディーブやアイクハクストンやアレックスリノウ、その下ならtruetellerなどでしょうか。もちろん一緒のテーブルにいればそれなりに戦える自信はありますが、自分の実力や年齢的にそろそろそこを超えるのは厳しいと言わざるを得ないかなと思ったりもしてます。超えようと頑張ってきたつもりですが。
そういう人とも、WSOPに参加すれば普通に同卓出来ちゃうのがポーカーの良いところですね。
なんかとりとめもない文章になってしまいましたが、長尾健太郎さんの話題があってちょっと感じたことを書いてみました。