明日からロスに3週間ほど行ってきます。
海外に出かけるのは去年のWSOP以来ですね。
こういう話をすると、よく聞かれるのは、ロスの気候です。
まあたわいの無い話ではあるのですが、多分一般にはあまり知られてない地球物理的な事実があるので、海外によく行く人には参考になるかなと思って書きます。
基本的に、
「海が東(右)にあって、陸が西(左)にある地域は四季の差が大きい」
「海が西(左)にあって、陸が東(右)にある地域は四季の差が小さい」
という事実があります。
日本は東に太平洋があって、西側に存在する陸地なので、前者に当てはまりますね。なので、四季の変化が大きいです。
え?日本海側の地域はどうかって?この話は千キロメートル単位のスケールの話をしているので、日本海側であっても前者に当てはまります。
ロスはアメリカ西海岸にあるので、後者に当てはまります。
なので、冬でもそこまで寒くなく、夏でも東京ほど暑くなりません。
真冬でも、最高気温が15度を超えることが多く、20度になることも珍しくありません。一方、夏は最高気温が30度を超えたら、かなり暑い日という感じです。
ヨーロッパも気候が安定しているイメージが無いですか?それはやはり同様の理由なのです。ロンドンは、緯度で言うとサハリンの位置ですが、冬の気温は東京とさほど変わらないくらいです。
なぜこんなことが起こるか。
すごく簡単に言うと、地球の自転の関係で、
「東に海があると夏に南風、冬に北風が吹く」
「西に海があると夏に北風、冬に南風が吹く」
からなのです。(説明は全部北半球です)
ではラスベガス等の内陸は?
多くの人がご存知の通り、水は温まりにくく冷めにくいという性質を持っています。
夏に南風、冬に北風が吹いていても、それでも海が近くにある方が気候はずっと安定するのです。なので内陸は年間を通した気温の差が非常に大きいのです。
なのでラスベガスは、夏(WSOPの時期)は最高気温は連日45度!、冬は東京と変わらないくらいです。緯度は東京と同じくらいなので、夏の最高気温が10度ちょっと高い分くらい、振れ幅が大きいですね。
(どうでもいいけど、気温のグラフを持ってきて貼れよと思いますが、そこら辺は意識低い系のブログなのでご容赦くださいw)