木原直哉オフィシャルブログ

プロポーカープレーヤー、木原直哉が、思ったことを書いていきます。道場やってます。https://lounge.dmm.com/detail/308/

政治が目指すべき方向と、個人の行動

あまり政治的な発言はしないつもりでいましたが、最近ちょくちょくしているので、せっかくなのでこれもブログにて書きます。

「国家を運営するに当たって、何を目標にすべきか」

という話題です。

よく言われるのは

「最大多数の最大幸福を目指す」

というのがあります。しかし、自分はこれについては結構疑問に思っているのです。

まず、

・幸福は数値化出来ない

・人によって幸福を感じる度合いも違う

・そもそも、どの期間での幸福を考えるべき?

これらはどうしても避けて通れないです。また、ほとんどの人にとって

「エタ、ヒニン制度」

を導入したら、幸福度合いは上がるのです。

結局、幸福かどうかというのは他人との比較なのであって、現代の日本人は物質的には江戸時代の将軍より快適で健康的で食事にも恵まれている生活をしている人が99%以上なのに関わらず、そこまで幸福を感じていないのです。それは他者との比較をしてしまうから。

そこで、仮に人口の1%程度の「エタ、ヒニン」制度を導入したら、国民の幸福の総和はかなり上昇するでしょう。でもですよ、こんな制度って許されますかね?

 

つまり、「国民の幸福の総和を最大にする」という方向性は現実的に無理である、と自分は思うのです。

 

 

では具体的に政治は何を目指して行くべきか。

例えば日本の政治の方向性だったら

「日本という国の存在時間が最大になるように政治を行う」

であるべきだと自分は思います。

その過程で鎖国を選んでもいいし、自由交易を選んでも良いです。

まあ現実的には自由交易を選ぶことになると思いますが。

国民は自分自身の意志で、色々な国に行く権利があります。相手の国が受け入れてくれさえすれば。その状態で、あまりに国民から搾取しすぎると、国民は逃げていってしまい、国力が低下して存在時間は短くなってしまいます。つまり、「国民の幸福」というのは、長く国家を運営する上である程度は保証しないといけないものなのです。

また、経済を最優先にするあまり、国防をおろそかにすると、攻め入られて国がなくなってしまう可能性があります。子どもが産まれないと国が長続きしないので、そこにお金を投入する必要もあります。一方で、福祉もある程度しっかりやらないと、働き手の問題にも繋がります。それらのバランスが求められるのです。

また、他国とある程度は仲良くすることも求められます。トラブルが起こった時に味方になってくれる国を多く持っておくことで、生存確率が上がるのです。

かと言って、過剰に譲歩しすぎると、自国民の損失に繋がり、国民が逃げ出す遠因になるでしょう。こちらもバランス。

 

勿論、具体的にどういう施策が最良なのか、誰にも分かりません。社会はポーカーと同じで運が絡む不完全情報ゲームですから。

しかし、「国の生存時間をできるだけ長くする」ということを政治の目標とすれば、あらゆることをシンプルに思考できるのです。

 

 

一方で個人は、自分自身の人生トータルの幸福を最大化するように利己的に行動すべきだと思います。

幸福は数値化出来ないけど、それでも自分自身だけならある程度は考えることが出来るでしょう。

一見目の前の得に飛びつくことで、長期的に損をするかもしれません。

一方で、長期的に考えすぎて目の前のことをおろそかにしすぎても、幸せを失います。

そこもバランスなのです。

政治に対して

「俺にもっと得させよ」

と叫ぶことで、それが叶ったら得になるかもしれません。しかし、あまりに的はずれな要求をし続けると、人間関係で損をするかもしれないのです。

それもバランスなのです。

 

 

 

・国や自治体は、自分の組織ができるだけ長続きすることを目指す

・個人は、利己的に個人の幸福の最大化をはかる

・それらは、しっかりバランスが取れていないと、最大化ははかれない

 

まとめるとこんな感じが、自分の、個人と政治に対する持論です。

 

ポーカーをプレイするということ

https://note.com/mianiki/n/n54952bdad747

こちらの記事を読んで。

 

うん、非常に良い記事だと思います。特に対botでプレイする上では非常に大切。

良い記事なんだけど・・・

ポーカーにおける、すごく大切な前提が抜け落ちているんです。

 

マクロ的には、ミクロ的には、って、プロ同士の対戦では非常に大切です。

例えば、こちらがボタンからQdJsで2.5bbにレイズ、BBがコール。

フロップ4d6Jh

3bbのべット(ハーフ強)を打ったら、10bbにレイズされました。どうする?

 

ここで一番最初に考えるべきことは何かというと

・相手はAJ、KJでレイズをするか

・相手は44,66でスロープレイをするか

・相手は78ccのような手でレイズをするか

・相手はKd5dのような手でレイズをするか

 

ボードがどちらに有利で、その条件下でレイズをしてきた云々・・・

という話って、相手もそのボードがどちらにどの程度有利なのかを把握している前提の話です。

でもですよ、相手がそういうことを一切考えてない場合、それを考えることの意味って無いのです。

相手が一切ブラフをしないなら、相手のレイズには全部降りるべき、というのと同じ思考です。

 

ポーカーって結局のところ、対人ゲームなのです。

ともすれば、解析的な面ばかりに目が行きがちですが、モニターの向こうにはコンピュータがいるのではなく(いや、コンピュータかもしれないけどw)、基本的には人間が座っていて、その人間はやはりこちらを倒そうと色々考えながらプレイしているわけです。ポーカーでいちばん大切なことは

「こいつはどう考えてプレイしているのか」

「こいつはこちらのことをどういうプレーヤーだと思っているのだろうか」

これなのです。

レンジとかバランスとかGTOとか、そういうのはプレイする基本的な思考のベースになります。しかし、それはあくまでベースラインがどこにあるかを知るためのもの。本当に大切なのは、相手の思考を知ることなのです。

 

「こいつのプレイはめちゃくちゃだから、思考なんて知るのは無理!」

と思うかもしれません。

でもですよ、プレイはめちゃくちゃに見えても、その裏にはその人の思考は必ずあります。そして、弱いプレイヤーの方が思考ははっきりわかるのです。

「ブラフで降ろすのが楽しい!」

という思考だったり、

「ガンガンギャンブルしたい」

という思考かもしれません。もしくは

「こいつにだけは負けても降ろされたくない」

という思考かもしれません。ヒストリーがあって。

何れにせよ、どういうハンドを持っているかは分からなくても、何を考えているのかについて常に考え続けないと行けないのです。

安易にGTOに頼ろうとするのは、ポーカーの本質であるこの点から目を背け、無思考の楽なポーカーを目指しているのと近いと自分には感じてしまうのです。

 

サイトと信用

自分は元々バックギャモン出身です。

AIによってポーカーで起こることは、バックギャモンで起こったことが大体起こると思ってます。

 

https://blog.goo.ne.jp/mochy3_8/e/05656f3bc6c5e03622c1548723c565a6

 

バックギャモンも以前はオンラインでプレイできました。

そこで、バックギャモンマスターズというサイトが新規で出来たのですが、そこはUIとかが綺麗でした。

以前のバックギャモンは良かったよね、棋譜を残せない方がバックギャモン界の為になるからその方が良いよね、うちのサイトは棋譜を残せないシステムにします、と。

 

何が起こったか。

このサイトがボットをプレーヤーとして設置し、いるプレーヤーがボットだらけになったのです。

同じことはポーカーでも必ず起こります。

 

なんか、どこかで聞いた話だと思いませんか?

自分は、棋譜を残さないサイトは信用しないと決めています。

 

コロナ騒動の展望

自分が思う、今回のコロナ騒動の予想を書いておきます。

前回の記事と違って、今回のは

「こうすべき」

「この方が良い」

と言うのは一切抜きで、純粋にどういう風に世の中が動くかを予想します。

 

まず世界に関して。こちらに関してはそれなりに予測はしやすいです。

多数の犠牲を出し、そういう国ではある程度収まりつつあるように見えます。

一旦今の緊縮を解いたら、また感染者が出続け、また国はロックダウンをするかどうかの選択を迫られます。

しかし、一度感染したら大丈夫(今のところ多分、に過ぎませんが)なので、感染して治った人たちがどんどん経済活動を回し始めます。

すると、しっかりこもっていたために感染してない人で、40代以下で既往症がない低リスクな人たちは

「このまま自粛生活を続けるより、感染するリスクがあっても普通の生活をした方が良いんじゃない?」

と思うようになり、どんどん街に出るようになります。犠牲はかなり出続けますし、医療現場は大変なことになると思いますが、少しずつ経済が回復していきます。

 

 

一方日本。大雑把に3つの可能性があると思います。

まずは最悪なシナリオから。と言いつつ、一番可能性が高いと思ってます。

日本は諸外国と違い、感染爆発と医療崩壊は相当長く食い止めると思います。

7月くらいまでは持つでしょう。

その期間、経済に大打撃を与えつつ、この自粛をし続けることになると思います。だって、成功しているように見えるから変える必要はありません。

しかし、それにも限度があります。徐々に耐えられなくなった層が出て来ます。街に人が戻ってくる。すると感染者も増えます。

医療崩壊が危ないとすると、8月から10月じゃないかなと思います。

しかも、そこで再度緊急事態宣言を出しても、既に超長期に渡って色々経済を止めた影響で、ここで耐える精神的経済的体力がもう残されておらず、一度医療崩壊が起こると、耐え続けただけに余計に被害が大きくなる事が想像されます。

かといって、日本には政府が国民を管理する方法がありません。

それまでは国民の相互監視によってそれを達成していましたが、体力が残されていない国民は別にしょうがないよねという空気になります。そこで一気に医療崩壊が膨れ上がります。

感染爆発による被害は変わらず、それに加えて経済的な被害も拍車をかけます。

そう、まだ体力がある序盤に感染爆発しておけば何とか出来る体力もあったかもしれませんが、耐える精神的能力がなまじ高かっただけに、被害は諸外国よりも大きくなることもありえます。6桁人数の死者に加え、経済が一気に悪化したことによって犯罪が急増します。日本で犯罪が非常に少ないのは、現状貧しくても食うのに困らないからですが、食えなくなったら犯罪を犯してでも食おうとする人が多数発生してしまうのです。

 

 

中くらいのシナリオ。これは確率低いと思ってますが。

ここ1,2週間以内に感染爆発が起きます。

国は緊急事態宣言というレベルを超えた、完全シャットダウンに入ります。

それが一ヶ月。死者は数万人。

その後、諸外国と同様の推移をしていきます。とはいえ、繰り返しますが可能性は低いと思います。

 

 

良いシナリオ。

1ヶ月位耐えているうちに気候が暖かくなります。

今の所赤道直下の国でもコロナは発生しているから暖かくなったら収束するなんてとても言えないのですが、少なくても

 

・他人と近くにいるのが気温的に不快である

・水分を体が欲するので、ウイルスが口や喉から胃に流されるかも

・水温も上がって、手を洗うのが苦痛じゃなくなるので、長時間、高頻度で手を洗うようになる

・化学反応の速度が上がる(石鹸によるウイルス消滅は化学反応)

 

という可能性はあります。根本的な解決には繋がらないのですが、そこで時間をかせぐことが出来ているうちに、ワクチンや特効薬の開発の可能性があります。これが成功すれば、3桁前半の犠牲者で済みます。

勿論、次の秋から冬にまたウイルスの猛威が、という可能性も十分にありえます。

 

 

自分が絶対的に否定するシナリオとしては、一ヶ月封鎖したらウイルスが消えるということです。それは不可能。

逆に言えば、一ヶ月頑張ればなんとかなるから今頑張ろうと言うのは非常に妄想というか、少なくても楽観だと思います。

 

 

何れにせよ、日本政府は、最悪のシナリオのリスクを負って、神風が吹いて良いシナリオを迎えることに賭けました。

これはとんでもないギャンブルだと自分は思いますし、自分が為政者だったらこんなリスクは負えないです。

コロナ騒動、どうなることでしょうか・・・

命を守るとは何?

自分は常々思っているわけです。

「命より大切なものはない」

とよく言うけれど、でも人間は誰でもいずれ死にます。

死なない人間はいない。なのに、「命を守る」とはなんだろう、と。

 

自分は現在38歳。

平均余命は大体50年ほど。自分が今死んだら、失われるのは命というより、自分がこれから生きる50年という時間じゃないのかなと思うのです。

50年って600ヶ月。

例えばですよ、そこで一ヶ月を完全に無にしたとすると、人生の1/600を失います。

1/600って、0.17%。

 

ところで、今回のコロナウイルス、40歳以下の死亡率は0.1%から0.2%と言われてます。因みにインフルエンザの死亡率は0.1%です。

なので、自分の年齢だと、コロナに感染したら残り人生の一ヶ月分を失うことになります。

一ヶ月、完全に失われた人生を送ることで確実にコロナにかからない。普段どおりの生活をしたら100%コロナに感染する。そういう過程ですら、かかっても別に良いということになります。実際もっと大流行して、10%の人が感染する状態になるとしましょう。それだと、0.1ヶ月分、3日分の時間がペイするコストです。

今は1億人のうち1万人。ざっくり0.01%。仮に東京で1万人だとしても、0.1%。桁が二つ少ないです。

 

これが、80歳の既往症ありだと、死亡率が20%とかになったりします。

80歳の平均余命は8から9年。大体100ヶ月。100ヶ月の20%は20ヶ月。80歳だと、コロナにかかると平均20ヶ月分の人生を失います。

10%で感染するなら、2ヶ月分。これだと結構自粛を頑張る価値がありそうです。

 

それで、社会全体で見たら、感染した場合の死亡率は1から3%。

強制的に何かをしなかったら10%が感染して、何かをしたら現状のままで済むと仮定すると、感染した場合で平均4ヶ月分くらいの人生の時間を失い、10%で感染することを防げるならば、0.4ヶ月くらいの超絶我慢が社会全体としてのペイするラインです。

 

勿論、ここに医療崩壊とか、医者のなり手がいなくなるとか、そういう悪い要素も考えないといけません。

一方、経済を封鎖したことによる死亡も同様に考えないと行けないです。

また、外出をさせないことによる健康被害の要素も間違いなくあります。

 

自分はこのコロナウイルス、1月の時点ではみくびってました。

しかし、2月後半からは非常にタチが悪いと思ってます。他の凶悪ウイルスと比べて、軽症の期間が長いのです。

そんなウイルスを封じ込めるなんて不可能ですよ。

 

なので、自分の意見としては、インフルエンザと同じような扱いにして、もっと広くみんなが感染する前提。自衛は各自行う。

それによって日本だけで数万人が亡くなる。でもそれ以外に方法が見当たりません。

医療従事者からはすごく非難されるかもだけど。

 

先程言ったように、人間はいずれ亡くなります。

日本では毎年130万人が亡くなります。これは減らすことは不可能。

そこで数万人。大きいけど、人類にとって大きすぎるわけじゃない。

そもそも、ある程度の犠牲と引き換えに文明を維持するというのが人間の考え方だったんじゃないのかな、と。

今ですら、交通事故で日本だけで年間3000人以上亡くなってます。以前は3万人でした。交通事故は誰でも被害者になりえます。でもその犠牲を出してでも、車を使うという利便性を人類は選んだんじゃないのでしょうか。たった2週間の練習だけで車を使う許可を出すわけです。

 

戦力の逐次投入をしてしまった現在、もう政治的に引き返せないのは分かります。

自分が言っていることも理想論に過ぎないことも分かります。

でも、みんな好き勝手理想論を言っているんですよね。それなら、自分の理想論は、

「すべての国家が足並み揃えて犠牲を受け入れる」

「個人は自己の責任で自衛する」

それに合わせて、

「リスクを一身に追うことになる医療従事者への待遇改善」

じゃないかなと思うのです。

 

 

半年の時間って、30代の人にとって残り人生の1%です。人生の1%をダラダラ失うのと、1%で人生を失うのは期待値的には同じことです。人間はいつかは死ぬんです。

人間は交通事故とかインフルエンザとか、慣れによって大きなリスクを負いすぎている。一方、原発もだし今回のコロナもだけど、未知なものを恐れすぎる。

人間なんだからしょうがないけど、個人的にはそこがバランスを欠いていると思うのです。

 

父親目線からみた、これから赤ちゃんが産まれる家庭への主観的アドバイス(産まれる前から5ヶ月まで)

近いうちに子どもが産まれる家庭が自分の周りにいくつかあります。

なので、その友人たちにアドバイスする感覚で書いてみようと思います。

母親目線での記事はたくさんあるけど、父親目線の記事は意外と少ないですし、子どもの予定が無くても、読んで頂けたら子育てがちょっと身近に感じて貰えるかもです。

長文です。

 

前置き

 

・つわり

妊娠が分かってから一ヶ月くらいすると、つわりの時期です。

自分は男なので、これについて言及するのは難しいです。

また人それぞれ個人差が大きいようですし、n=1で一般的に言うことは出来ません。それについては記事がたくさんあるので、他で読んでもらえたらと。

ただ、妻は比較的つわりが軽い方だったようですが、それでも30分の電車中に気持ち悪くなって途中で降りたということが数回ありました。外から妊娠がわかりにくい時期でもあるけど、流産等の危険が高く、一番周りが気を使ってあげないと行けない時期かなと思います。とはいえ、安定期に入ってないから妊婦側も周囲に言いづらいところもあって難しい時期です。

 

・妊娠6から8ヶ月

この時期は多くの人はつわりが終わります。本人たち的には意外と楽になったと感じる時期のようです。

一方、妊娠していることが周囲から分かるようになり始める時期でもあります。

この時期に早産してしまうと、命は助かる可能性が高いですが、色々障害が残る可能性があります。重労働等が早産の原因になるようなので、周囲の気遣いが大切だと思います。

 

・妊娠9から10ヶ月

産まれる直前ですね。いつ産まれても大丈夫な時期です。

この時期、意外と外出しても良いし、むしろ積極的に歩くように指導されます。

臨月の妊婦さんが歩いたりしてたら大丈夫かなと前は自分も思ったりしてましたが、臨月になればむしろ大丈夫で、軽く運動する方が良いくらいのようです。

しかも産休に入っているので、お母さんにとっては色々遊ぶチャンスです。周りも、この時期に色々誘ってあげてください。

子どもが産まれたら本当に遊ぶ暇がないです。

 

 

 

・出産から生後3ヶ月

ここからが今回の記事のメイントピックです。

 

1、里帰り出産はオススメしない

色々家庭の事情があるでしょうし、里帰り出産する人もそれなりにいます。

しかし出来ることなら、里帰り出産はしないほうが良い、というのが自分の意見です。

出産に立ち会うか立ち会わないかは人それぞれだし、絶対だと言うつもりはありません。しかし、個人的に大切だと思うのは、退院してからの一ヶ月です。

多くのイメージとは裏腹に、生後一ヶ月はさほど大変ではありません。

いや、育児ステージトータルでみたらかなり大変なんだけど、意外と何とかなるなと感じる時期です。というのは、生後1ヶ月から3ヶ月の間の一番きつい時期があるからです。

最初の一ヶ月、まだまだ余裕がある時期のうちから子どもが家にいる。それによって父親も何をやるべきなのか一緒に学ぶことが出来ます。

里帰り出産すると、最初の一ヶ月は実家にいて、一ヶ月したら家に帰ってくるとかだと思いますが、一番大変になる時期に、何をやって良いか全く分からない状態の父親と育児することになります。それは大変だろうなと本当に思います。

 

生後一ヶ月から三ヶ月の間は何が大変か。

最初の一ヶ月は、子どもはまだまだ体力が無く、ミルクを飲んで排泄して寝る、という感じです。体力が無さ過ぎて、自然と寝るんです。

二時間おきにミルクとおむつ交換がありますが、それでも1対1でも細切れに寝れるんですよね。

生後一ヶ月から三ヶ月の間は、少しだけ体力がついて来ます。この時期、子どもは自分で寝れないのです。寝かしつけるには抱っこが必須になります。

抱っこで寝たと思いきや、置くとすぐ起きる・・・

しかも、2-3時間おきにミルクなのは変わらないので、1時間抱っこしてやっと寝たと思ったら、30分くらいして「ほぎゃー」となるのです。抱っこし続けていればずっとおとなしいとも言えるのですが、親の体力の問題があります・・・

 

生後3ヶ月すぎると、夜に長く寝てくれるようになります。途中に一回ミルク飲ませるけど、6時間から8時間くらい。そうなると一気に楽になります。

なので、一番大変なのが1ヶ月から3ヶ月。ここを乗り切る!そのためには、この時期に未経験の父親がいるのが良くないと思うのです。

 

2、育休

父親の育休制度、色々あります。

個人的には、最初の一ヶ月だけの育休って、上記の理由で本当に良くないと思います。

なんとかなる時期を二人でやり、父親も

「あー、こんなもんか」

って感じてしまいます。

そして、いちばん大変な時期になって仕事復帰。感覚的には最初の一ヶ月のままです。

しかし、実際は最初の一ヶ月とは比べ物にならないくらい大変なのに、そこで二人から一人になるのです。この時期に一人で見てたら、本当にお母さんの寝る時間が無いです。

なのに父親は何とかなるような感覚になってしまう。認識のズレって怖い。

 

 

3、ベビーシッターの活用

最初の一ヶ月、大変大変と言われ続けていたのに、いうほど大変じゃなくて意外と何とかなります。

するとついつい何とかなるので、その後も何とかなりそうと感じてしまいます。

しかし、本当に大変なのは書いたように、その後なのです。

少しでもお金に余裕があるのなら、最初の一ヶ月のうちからベビーシッターさんに一定の頻度で来てもらうようにしましょう。

例えば文京区の場合は、1時間1000円で利用できるクーポンが年間4時間×48回分貰えます。週1で4時間分です。実費で払うと2500円とかなので、結構割安です。他の自治体も、色々な補助はあるはずです。

それでも負担は小さくないですが、最初のうちにシッターさんを呼ぶ習慣をつけてないと、一ヶ月過ぎていちばん大変な時期が来てからも、呼ぶ習慣が出来ません。

シッターさんは当たり外れありますが、でも当然ですがプロなので、新米パパママよりはずっと対応能力があります。相性の良いシッターさんが見つかったら、定期的に来てもらうのが良いんじゃないかなと。

一ヶ月から三ヶ月を乗り切るために、この時期に重点的に依頼するのが良いかと思います。

 

4、母乳とミルク

自分は、最低でも半分はミルクであげる方が良いんじゃないかなと思います。

子どもを産むことと授乳することはどんなに頑張っても父親には出来ません。

しかし、ミルクなら父親にも出来ます。昔の脱脂粉乳をメインに作られていたミルクと違って(今でも母乳信仰が強い人は多いですが)、今のミルクは栄養的にも全く問題ないので、母乳にこだわる合理的な理由は全く無いです。

 

5、抱っこ

これは父親向けの記事です。

出産と授乳は絶対に母親にしか出来ません。

父親に出来て母親に出来ないことって、新生児のうちは無いんですよね。

しかし、父親の方が向いていることってあります。

98%以上の家庭では、父親のほうが体力があります。男女平等と性差があることは両立します。そして、より向いている方が向いている仕事をする、それが大切だと自分は思います。

そして、抱っこに関しては、母親より父親のほうが断然向いています。抱っこは力仕事なのです。

よく

「うちの子は母親の抱っこじゃないと寝ない」

「父親が抱っこするとすぐ泣く」

と言う家庭がありますが、それはずっと母親だけに抱っこさせてきたからかなと思います。父親のほうが体力があるので抱っこも安定するし、負担の合計も小さいのです。

 

父親向けに2つ、抱っこに関する技術的なアドバイス

新生児って、3キロほどしかなくて、結構軽いです。

なので、手のひらで持っても余裕で30分とか抱っこできちゃうんですよね。楽だから手のひらで抱っこ、しがちです。

しかしですね、子どもってすごい勢いで重くなります。2ヶ月後には7キロとか8キロとかになってます。

最初についた癖のまま抱っこし続けたことで、自分は2ヶ月くらいの時に右手首が腱鞘炎になりました。

最初は軽いから大丈夫と思っても、しっかりと腕で抱っこするようにしましょう。

もう一つ、下に布団を敷いて寝かせていると、抱っこしたり置いたりする時に腰をかがめてすることが多いです。

これも軽いうちは問題ないのですが、重くなってくると腰やヒザをやられます。

自分は3ヶ月くらいの時にヒザも痛めました。

腰をかがめず、まっすぐしっかりヒザから曲げてしゃがむようにするのが良いです。

 

また、可能ならば、ある程度の高さのある場所(1メートルとか)に赤ちゃんを寝かせるのが良いです。

生後5ヶ月くらいになって寝返りを打てるようになるまでは、落ちる危険が非常に小さいです。一方、抱っこからベッドに置くときの親のカラダの負担はすごく小さくなります。カラダは資本です。

 

 

まとめ

・つわりから生後8ヶ月まではしっかりケア

・臨月は(お母さんは暑いとかあるけど)割と大丈夫、むしろ遊ぶチャンスなので周りも誘ってあげて欲しい

・里帰りはおすすめしない

・大変なのは1ヶ月から3ヶ月

・シッターさん等の外部組織を早い段階から利用しよう

・抱っこは父親の仕事

・抱っこするときにカラダを傷めないように注意

2-7で8ローを引く確率

2-7トリプルドローです。

237から8ローを引く確率。

どれを引いてもストレートドローにならないので簡単ですね。

 

https://gyazo.com/c6d4979daf30c431e240935bb33e66af

43%。まあそんな感じですね。

(注:計算ミスがありましたので修正しました)

ただ、これが勝率ではないです。途中で相手が降りるかも知れないし、3回目の前に9を引いてパットして勝つこともあるし。逆に8を引いて負けることもあります。

 

234から8ローを引く確率。

これは235スタートでも236スタートでも一緒ですので234だけ計算してます。

https://gyazo.com/615e3347804b5532f678f62bd5579a29

表の中の5は、5か6を引いた時を5で代表してます。同様に7とは7か8を代表してます。

(注:こちらも計算ミスしてたので修正しました)

これで37%。8ローを引ける確率はぐっと下がります。

一方、8を引いた時、237から8を引くともれなく87ローになります。これ、結構負けるんですよね。最高で23478で、これはNO10です。

一方、234から8を引いたら、1/3でNO5、1/3でNO6なので、8を引いた時の強さは全然違います。8を引ける可能性だけ比べて、237が良いとついつい思ってしまいがちですが、実はどちらが良いか結構際どいハンドです、237と234。